※文学館さんの企画展は終了しておりますが、fumikuraでは下記内容をいつでもお楽しみ頂けます※
昨年末に「町田市民文学館ことばらんど」様より企画展のチラシを配布用に頂戴しました。さまざまな文学館や美術館さまから配布用のチラシが送られてくる中で、店内で取り扱っているサービスとビシッと根っこを同じくする企画展の案内というのは本当に希です。どのような企画展案内も店内ラックにてご案内させて頂いておりますが、このたびは強く “ご縁” を感じたこともあり、「コラボレーションが可能かどうか?」問い合わせさせて頂いた次第です。結果としてご快諾を賜り、会期の途中からではございますが、両館の記事連携、そして文学館さまの【少女たちのお手紙文化1890-1940展とワークショップ】&fumikuraでの【手紙やガラスペン体験と切手や郵便・スタンプにまつわる書籍展示】を結びつけられたらとの想いから、このコラボレーション企画をお客様にご提案する運びとなりました。
1)町田市民文学館ことばらんど
【少女たちのお手紙文化1890-1940展
_変わらぬ想いは時を超えて】(案内より引用)
「最後にお手紙を書いたのはいつですか?」
かつて手紙は、人々をやわらかく結びつける大切な役割を担っていました。そこに書き込まれた手書きの文字は書き手の人柄や想いを反映し、読む人にぬくもりを感じさせます。しかしインターネットの普及にともない、一時は最も主要な通信手段であった手紙も、今ではすっかり書く機会が失われてしまいました。ところが近年、デジタル化により時間に追われるようになった生活様式への反省から、文房具や手書き文字は再び注目を集めています。また、人々の行動範囲を制限した感染症の流行が、会えない相手との心のこもった交流ができるツールとして、手紙を見直すきっかけともなりました。
本展では、封筒や便箋などのお手紙道具、明治期から昭和初期にかけてさかんに出版された手紙の用例集、文通の場として読者投稿欄を設けた少女雑誌、そして実際に書かれた手紙などを通して、近代日本において特に少女たちが担ってきた“お手紙文化”を振り返ります。本展を通して、人々をつないできたお手紙文化を見つめ直し、手紙を書くことの楽しさを感じていただければと思います。
<町田市民文学館ことばらんど>
・住所:〒194-0013 東京都町田市原町田4-16-17
・電話:042-739-3420 FAX:042-739-3421
・交通:JR横浜線町田駅ターミナル口から徒歩8分
小田急線町田駅東口から徒歩12分
・公式ホームページは(こちら)企画展記事は(こちら)
fumikuraコラボレーション記事は(こちら)
・公式X:https://twitter.com/machida_kotoba
・公式Instagram:https://www.instagram.com/machida_kotoba/
2)fumikuraで体験できること
【思い届く日】※企画展に寄せた店長の雑文は(こちら)※
ことばらんどさんの “明治期から昭和初期の少女のお手紙文化” に対して、2024年現在、手紙文化の普及に尽力されている団体さまやクリエイターさまの様々な試みを4点(①手紙寺郵便、②ガラスペン体験、③郵便風景印やスタンプ文化体験、④世界の郵便雑貨集などの関連書籍)ご紹介の上、専用席にてそれぞれの文化体験を通して、手紙を書くことの楽しさや気軽さを感じていただければと思います。(※喫茶店につき、1オーダーをお願い致します※)
<図鑑カフェfumikura>
・住所:東京都練馬区桜台1-4-7 仙川ビル1階
・電話:03-6914-5886 (火曜定休日)
・営業時間:A.M.11:00-P.M.22:00(L.O.21:00)
・交通:西武池袋線桜台駅南口より徒歩1分
西武有楽町線新桜台駅より徒歩10分
・公式ホームページは(こちら)
・手紙コラムページ「思い届く日」,「星に願いを、筆に想いを」
・公式X(Twitter):https://twitter.com/Cafe_fumikura
・公式Instagram:https://www.instagram.com/cafe_fumikura/
・公式:youtubeは(こちら)
3)一般社団法人 手紙寺
【手紙寺郵便】(案内より引用)
__大切な人と語り合う時間を過ごしませんか?__
不安なとき、立ち止まって考えたいとき、
一歩を踏み出したいとき、
自分だけでは自信をもって進めないときがあります。
そのような時に、大切な人を想って
想いを文字にすることが大切だと
「手紙寺」は考えます
「手紙を書く」時間は、話し言葉で会話をする日常の自分からすこし離れて、
手紙を託す相手と、そして手紙を書く自分と深く向き合うことができます。
書き方、ルールなどは、ありません。
想いがあれば、それがあなたらしい手紙になります。
あなたの想いを手紙に記して、こころの中にいる誰かや本当のあなたと対話してみませんか。
①「あの人」に届ける手紙
届けたくても伝えられない想い、
手紙に綴って封をしてポストへ。(注)
手紙寺がお焚き上げして「あの人」への想いを届けます。
(例えば…
・過去の自分に向けて
・疎遠になっている友人に向けて
・初恋の相手に向けて
・亡くなった方に向けて )
②未来に届ける手紙
未来に託したい現在の想いを手紙に綴って、
封をしてポストへ。(注)
手紙寺が一年後に届けます。
(例えば一年後の…
・パートナーに向けて
・友人に向けて
・わが子に向けて
・自分に向けて )
注:専用ポストがfumikura店内にございます
<一般社団法人 手紙寺>
・公式ホームページは(こちら)
・note「喫茶手紙寺分室」は(こちら)
・youtubeチャンネルは(こちら)
4)哲磋工房
【筆記魔法協会】
__心を込めて描いた(書いた)ものに魔法が宿る、
そんな素敵な世界に皆さまをご案内致します __
キラキラ輝く精緻なガラスペン、そして幻想世界を彷彿とさせるネーミングのオリジナルインク。人々を魅了してやまないガラスペン達は「KOBEとんぼ玉ミュージアム」に常設展示されているほど。fumikuraには試筆用ペンやインクのご提供を頂いております。中字~太字用ペンダントタイプのwith me!(”ぽちょペン”スタイル)はペン軸の中にオパールが!細字用ペンは破損防止のため中国製をご用意しておりますが、ディスプレイでご覧頂けます。インクは現在9種類!手紙や来訪帳に書き描きして下さい。「筆記魔法専用インク」との注意書きやそれぞれの色の名前にインスピレーションが湧いたら、それはもう魔法世界の入口に立っている証かもしれません。
<哲磋工房>
・公式ホームページ「作品集など」は(こちら)
・公式X(Twitter)「イベント出店や販売抽選会などの最新情報」は(こちら)
・公式youtube「作品イメージ」は(こちら)
・fumikura過去記事「哲磋工房インク新色入荷しました!」,「魔法世界へ旅する場所」
5)練馬区地域共生推進プロジェクト
【まちなか世界旅行】
__旅するように生活する__
旅枕を重ねる生活はなかなか出来ないけれど、街中(まちなか)にある雑貨屋さんや飲食店のメニューに旅情を感じることがある。旅するようにそれらを訪ね歩いたとき、食体験や文化体験と共に旅券(パスポート)に押される入国印(イミグレーション・スタンプ)のようなスタンプがあったなら、生活の中にある手帳や雑記帳に彩りが添えられるのではないか?
そんなイミグレーション風スタンプを題材に、さまざまなお店さんが”ゆるゆる”と集まって、特徴ある旅生活の彩りを提供しようという試みです。
今回は “手紙” の特集ということで、「リアル旅」の視点から見た郵便消印にスポットを当てました。旅行先から絵はがきを送るように、いつものお店に入国印があったら、便箋の彩りにポンと一押し。日本郵便株式会社が提供している『風景印』(特定の郵便局には来訪記念の風景絵入りの消印が用意されている局があります)サービスと同じように、旅先から手紙を送るような遊び心を、皆さまに。
<まちなか世界旅行>
・練馬区地域共生推進プロジェクト
(主催:フジミントホールディングス)
・公式ホームページ(fumikuraの記事で代替)
「ライフログ_日常を楽しく記録する」,「”旅するように生活する”フェア」
《2024.3.14.追記》
2024年3月12日(火曜定休日)に、実際に町田市民文学館ことばらんど様を訪問致しまして、展示をゆっくりと拝見して参りました。
女学校開設からの『少女』の誕生日、それにより爆発的に広まったお手紙文化を、雑誌投稿や便箋や封筒、封緘シールや文房具など多方面から解説。現在の同年齢の女性が見たらが見たら恥ずかしくなるような、とても思慮深く、教養高い手紙の数々に圧倒されました。女性ならではのはんなりとした表現ではありますが、”知命目前の男の私” ですら今はこんなに語彙力も弁えも無いと恥入るばかり。一方通行のSNS発信や店舗ブログを書いてしまう悪癖を省みることしきりでした。そして、どなたもこれがまた達筆なんです。とても良い刺激になりました。
また、文学館という施設の特性上、関連書籍がふんだんにある事も、お手紙文化を深く理解する上で参考になりました。
このような場にfumikuraのコラボレーションPOPを置いて下さった事に深く感謝申し上げます。(展示会場は撮影禁止のためPOPの置き場は現地にてお確かめ下さい)