『日記』を書くのはちょっと面倒臭いけど、手帳やノートに“ちょこっと”なにかを書いて残している。そんな人は多いかもしれません。仕事手帳とは別に一冊、自分の予定やその日にあったなんとなく覚えておきたいことを “ちょっぴり” 書く。好きな映画を観た、誰とどこで遊んだ、こんな体験をした、こんな言葉を聞いた……etc.etc…

最近では効率化・省力化を現す『ライフハック（lifehack）』なる言葉や、『コスパ（cost performance）』『タイパ（time performance）』と言ったような言葉が流行っているように、

＿いかに無駄なく効率的に過ごすのがスマートな生活＿

というような、有限の時間に対して価格（コスト）が発生している、そんな忙しない価値観が幅を利かせはじめたように感じます。もちろん価値観は多様ですし、それを否定するようなことはありません（私も動画は倍速で見たりもしていますので）。ただちょっとそれが行きすぎて「あらら、ちょっとお疲れではありませんか？」と声を掛けたくなる場面が店でも散見されるようになってきました。

＿ここで立ち止まって、少し横道に逸れてみよう＿

というのが、fumikuraという場所かなぁと最近は思います。趣味人は「自分時間」を愉しむもの、fumikuraの選書はそんな「自分時間」を愉しむのに特化した図鑑やビジュアル本が中心です。なので、ちょっと“濃いめ” もしくは “ディープ” な本もそれなりにあります。

＿忙しくて、趣味なんかとても＿

そう言われることもあります。「忙しいは”心を亡くす”と書く」ですもんね、余裕のない世の中になりました。私もそんな一人ですから、お気持ち良く解ります。

＿それでは、こんなのはどうでしょう？＿

そんな時のライフスタイルの提案をと、1年ちょい前に始まったのが【旅するように生活する_まちなか世界旅行_】（←クリックでフェアぺージに飛べます）です。パスポートサイズのミニノートに、自分の趣味を“ちょっぴり記録する”。ご提案は「旅行」をテーマにしているので、個性的な店舗さん／事業所さんに行って、食べたもの、買った物、ヘアスタイルなどと共にそのお店の世界観に“入国した”というイミグレーションスタンプ（入国印）を添えてみたらいかがでしょうか？

実は、ごくごく身近に既に導入されている記録ノートがあり、ひょっとしたら手元にお持ちかもしれないものがあります。なんだか解りますか？ヒントはヘルスケア（健康管理・ダイエットなど）。そう『おくすり手帳』です（笑）サイズ感的にも、日常的に使われるという意味でも、これを趣味の記録帳として使ってみたら面白いのではないか？というのが、“ライフログ_日常を楽しく記録する_”の本題かなぁと考えて頂ければ嬉しいです。

忙しいなら忙しいなりに、ふと気付いた時に “ポンッ” と押して記録できたら、そんなに時間もとりません（タイパ、ですね）。「気軽ですぐに始められる」「日常の彩り」として、日常を楽しみながら残せたら、持ち歩いて書き込むことが習慣になる事で対象の趣味を深掘りしたり、背景を識り（知り）たくなってくるでしょう。そうなると、タイパを気にしない“自分のために使う時間” がとても贅沢に感じられるようになるでしょう。

実を言うと、ライフログには“デジタルデータ”として、歩いた歩数や立ち寄った場所のGPS位置情報などを残すことで、日常のライフスタイルを見直すきっかけというような意味があるようです。それをあえてアナログで残そうというのは、スタンプを押したり切手やシールを貼ったり、マスキングテープや色鉛筆を使ったりと、アナログならではの “暖かみ” を大事にしたいとの想いからです。

趣味の入口、もしくは実践ドリルのように、気軽に “ポン” 生活、はじめてみませんか？

<友人たちに聞いた実用例集>
・文房具大好きっ子
　→今日の書写（漢字やお題の文章をガラスペンで書く）
・コーヒーマイスター、紅茶大好きっ子
　→店巡りテイスティングノート
・ヘアメイクアーティスト
　→髪型のイメージ記録
・御朱印/納経印巡り
　→こちらは御朱印帳や納経帳がありますよね
・旅行マニア
　→観光地＆駅スタンプ、利用切符と感想
・小説/漫画/アニメ好き
　→聖地巡礼（物語の世界に入国する）
・ファンタジーRPG（ゲーム/アニメ）好き
　→コミックマーケット/コスプレetc.（魔法世界に旅する場所）