大人の図鑑カフェ

_まちなか世界旅行1周年_練馬区地域共生プロジェクト

_まちなか世界旅行1周年_練馬区地域共生プロジェクト

昨年5月に本格始動しました“旅するように生活する_まちなか世界旅行_”(←リンクから特設ページに移動できます)が、早いもので1周年と少し経ちました。

__日常生活にちょっとしたワンポイントを加えることで、日々の暮らしに彩りを添えられたら___

そんな想いを共有して下さる店舗さん、事業所さんも徐々に増えまして、既に当初の想定を越えた20数軒のご参加を賜っております。(※2023.8.20.現在)
それも、練馬区をはじめとして豊島区・中野区・板橋区・新宿区・台東区・港区・沖縄県那覇市・長野県茅野市・埼玉県志木市と広域になりつつあり、今後は他国の駐日観光局、駐日大使館に許可を頂き、イベント講座等にてオフィシャルなスタンプも登場予定となってきました。※記事冒頭の写真は「南アフリカ政府観光局(東京事務所)」オフィシャルイベントのスタンプです※

これまでの取り組みの結果を見て改善したこと、またこれからの拡がり予定も踏まえまして、“旅するように生活する_まちなか世界旅行_” をより魅力あるコンテンツとして成長させるべく、 任意団体『練馬区地域共生プロジェクト』を設立する運びとなりました。なんとも仰々しい名前ではありますが、大げさなことではありません。参加事業者様の意見を集約して広報発信したり、いち事業者では行いにくいイベントの提案や渉外活動を担っていけたらと存じます。現在は練馬区と名前を冠しておりますが、参加事業者様のご意志により将来的にはそれぞれの地域で自発的に立ち上がる事を期待して止みません。


<予定開催の、ラテンアメリカ珈琲旅行のパスポートノート>

「地域共生」とは、その地域に住まい・勤務されている方々が共に楽しく輝いて生きる事を指しています。行政の言葉を借りると「公助・共助・自助」「共助」にあたりますが、「共助」という言葉の中は同時に“解決すべき生活課題”を含んでおり『問題と真正面から対峙して解決に導く』というような、ある種の押し付けがましさを感じます。大上段に構えるのはちょっとどうだろう、という感じです(笑)
対して「共生」を私共が語る文脈は、 教育分野でも福祉分野でも、地域を構成する一人一人が手を取り合って(無理強いではなくゆるやかに)楽しみを見つけていこう!という趣旨になります。
眉間に皺を寄せて高邁な精神を論ずるのではなく、肩の力を抜いて。

_こういう事、面白くないですか?_
_こんなイベントがあるんですけど、一緒に楽しみませんか?_

私共は民間人ですし、特定の問題解決を生業とするNPOでもありません。民間で出来る事は、”共に楽しめる居場所をつくる事” です。その、共に楽しく生きる=共生を、ちゃんと語れるか。まだちょっと自信がありませんが、1年ちょっとのあいだ取り組んで来た仕掛けが成果として実ったなら、こんなに嬉しいことはありません。それは私事となりますが、fumikura開業からずっと話している、“家庭(ファーストプレイス)、職場もしくは学校(セカンドプレイス)を離れて、誰もが趣味人として素に戻れる場所(サードプレイス)という『居場所(トポス)をつくる』” という理念の基、手を変え品を変え続けて来た事と大いに重なる部分です。(関連記事:夢見る頃を過ぎても←読めます)

ご参加を頂いている皆さまには、それぞれに店舗オペレーションへの落とし込みやお客様への説明方法など、さまざまな問題を抱えるなかで手探りをしてきた1年だったと思います。なかなか対面してのお話が難しかったりと、まだまだ不出来な部分もございますが、皆さまの厳しいご意見、ご指導ご鞭撻を賜りながら、よりご負担が少なく、そして店舗/事業者さんのより豊かな「個性」を強みとして生かせるよう努めて参ります。
イミグレーション風スタンプ(パスポートに押される入国印)という枠内でそれぞれ自身を表現出来る、そんな参加事業者さま方の訴求力の強さを心強く感じております。改めて深く御礼を申し上げます。

_それではみなさん、楽しんでいきましょう!_

【練馬区地域共生プロジェクト】
・企画:黒田 弘(株式会社 フジミントホールディングス 取締役)
    関連資格:社会福祉主事
・広報:井守 正暁(合同会社 三方善 代表社員)
    関連資格:社会教育主事、第一種教員免許(中学社会、高校地理歴史)