月に一度のミニプラネタリウムナイト、通常は天井投影となりますが、10月回は趣を変え、ギリシャ神話物語の世界へ皆様をご招待致しました。通常回では満足な解説が出来ない中、この度は朗読団体「アトライラボ」の山本様より御提案により、ミニプラネタリウム開始から10回目にしてようやく(笑)念願だった神話世界へ踏み込むことが出来ました。この度の企画開催にあたり、深く感謝申し上げます。
そして今回は文学作品である野尻抱影先生の名文、俳優である山本さんと石川さんの名演、そして臨場感を盛り上げる音楽家の海汐さんの演奏とのコラボレーション企画となりました。主催として版権許諾や各種調整に奔走して下さったアトライラボ様をはじめ、今回の公演の宣伝にご協力いただいた朗読家でありプチプラージュ主宰の葉月のりこ様、野尻抱影先生の著作使用を認めて下さった偕成社様、プラネタリウムソフトや映像の投影許諾を頂いた国立天文台四次元デジタル宇宙プロジェクト様、オリハルコンテクノロジーズ様に改めて厚く御礼申し上げます。事前告知記事の中に、今回ご出演頂いた皆様のご経歴と共に、使用させて頂きました著作やプログラムソフトの詳細を掲載させて頂きました。無料にて利用できるコンテンツもございますので、ご興味を持たれましたら、お訪ね頂ければ幸いです。
一つ前の記事でも書いたように、秋の星座は私個人にとっても思い出深く、想い入れの強い星座達でした。中学・高校時代には思い描くことも出来なかった素晴らしい形で実現出来たことを、店としても、個人としても大変光栄なことでした。お客様も長くまで質問や歓談の場を愉しんで頂けた様で、朗読の山本さんや石川さんはもとより、音楽の海汐さんにもクジラのうねりの演奏方法などを詳しく訪ねていたのがとても印象的でした。失敗があるとすれば、前座及びオチ(閑話)担当だった私の力量不足で、進行の初手から緊張で場を冷やした所でしょうか、、、その後、皆様がすぐにカバーして下さり、熱気のうちに会を終えられた事に深く感謝致します。四季節でやって欲しいとの有り難いお声も随分頂戴しましたが、関係者が過労死しそうなので(笑)、また出来る範囲内で考えさせて頂ければと存じます。
お客様より
「
店長の井守さんの星の説明もとても面白く楽しませていただきまし
山本さん(写真左)より皆様へ
石川さんより皆様へ
「コラボレーション企画にお越しの皆様、
海汐さんより皆様へ
「今回は楽曲ではなく、神話物語の場面に合わせた演奏をということで、音を一から作らせて頂きました。剣を抜く音や戦いの場面、化け鯨の登場シーンやペガサスが天を駆ける音など、試行錯誤が続きましたが、朗読会の終了後もたくさんのお声掛けやご質問を頂き、また、終了後の演奏も耳を傾けて下さってありがとうございました。これからもfumikuraプラネタリウムにて定期的に演奏を続けて参りますので、ご満足頂ける演奏が出来るよう頑張って参ります。宜しくお願い致します。また、今回の演奏方法について吉原すみれ先生にもご指導を賜りました。この場を借りて御礼申し上げます。」
※アトライラボ様とも、今後の展開を含めて新たな企画も持ち上がっています(現段階では残念ながら内容は内緒です)。このような形で様々な方々とコラボレーションできる場所でありたいと思っています。楽しそうな企画には飛びつきますので、是非、店主まで御提案下さい。
脱線含め(苦笑)少々長丁場の会となってしまいましたが、皆様が愉しんで頂けたなら最高です。今後もfumikuraプラネタリウムを宜しくお願い致します。
※最後に宣伝をひとつ。神話で出てきたエチオピア、プラネタリウムの閑話でグーグルアースを用いた地図旅行をしました。その際に付け加え忘れたのですが、古代エチオピア王国のあった現エチオピア、海岸沿いのエリトリア、海を挟んで対岸のイエメンは珈琲の産地。イエメンから輸出されるものが「モカ」になります。当店の珈琲も開店よりモカを使用しておりましたが、近年、モカの生産が不安定で、味が非常に近いと言われるエチオピア産の「モカハラー」に切り替えています。まさに、今回の神話と御縁のある珈琲です。御賞味下さいませ(^_^)