本年2月3日「灯台守のおやすみ珈琲」の店内使用で登場して以来、「灯台マグ/タンブラー/ゴブレット」発売、お客様のご意見を取り入れつつ「fumikuraロゴ入りマグカップ」へと進化が加速し、今回の第4弾!をもちまして完成形の発売決定!となりました。
途中「東京新聞のweb連載 町喫茶さんぽ(泉麻人&なかむらるみ)」での記事デビューから「日本財団 海と灯台ニュース」掲載と、人気も上昇中でしばらくは製作待ちの状態となっておりました。<m(__)m>アリガタイデス
このたび、fumikuraのロゴマークが側面下部から取っ手部分に移動し、よりデザイン性が増して格好良くなりました!こちらは、開店当初(レーザー刻印機導入前まで)に店舗コースターに使用していた「ロゴ焼き鏝」を再利用する形でお使い頂いております。ロゴマークにも “iの星” がくっきり!
(タンブラー税込1,500円は現在ございます在庫限りで終売、マグカップとゴブレットはそれぞれ税込2,000円にて店頭販売しております。なお、通販は現在のところ行っておりませんのでご注意下さい。)
また、気軽にお手にとって頂ける「灯台オブジェ(箸置き)」(税込800円)も今回より登場!本来の用途は “箸置き” なのですが、少し厚みをもたせ、自立するオブジェとして窓際の植物やアクアリウムなどと一緒に景色を作るのも面白いかと思って居ます。(釉薬の乗り具合で自立しないものもございます。購入時にご確認下さいませ)
<製作者:tomoru_灯_>(製作過程はこちら)
アール・ヌーヴォーとアール・デコ期を通して活躍したルネ・ラリックの、凹凸の中に柔らかさがある造型に魅せられたのが、クラフトワーカーになりたいと思った原点。
陶芸教室に通いながら、生活陶器でも立体感が強い造型ができないかと試行するするうちに、パリの陶器工房「Astier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)」に出会う。目指していた立体感のある造型だけでなく、力強い黒土が程よく透けて見える白釉の美しさに惚れ込む。型取りでありながらも職人の伝統的手作業とを程よく調和させ、2つとない器を希求する(気泡や多少のゆがみも個性とする)工房のクラフトワーカーとしての側面にも共感を抱く。
以後、作陶に向き合う中での立体的モチーフとして海洋生物や果物、そして灯台へと発展させていく。その中で「灯台マグカップ / タンブラー / ゴブレット)」をオンラインストアで販売していたところ、地元付近で営業していた図鑑カフェfumikuraと出会い、カフェオリジナル食器として採用され受注製作を開始。
タンブラーは東京新聞web「泉麻人 東京町喫茶さんぽ」にて、マグカップは日本財団「海と灯台ニュース」にて、それぞれfumikuraのマグとして取り上げられる。
_fumikura店長、井守正暁より_
オンラインストアで偶然オススメとして表示された立体造形のマグカップやゴブレットに一目惚れをしてしまいました。 “想いを込めた店舗ロゴの灯台がそのまま器として現れた” と感じ、ストア内の灯台マグ・タンブラー・ゴブレットを買い占めてしまったほどです(笑)
そして到着した品物が求めていたものそのものである事を確信しただけでなく、到着伝票に記載されていた発送元が、なんのご縁か店舗所在地と同じ練馬区内と判明した時には “運命だ!” とまで感じました。
すぐにストアメッセージから直接、店舗ロゴに寄せたデザインでのオリジナルマグカップの製作をお願していました。いやはや、勢いとは言え恐ろしいことを頼んでしまったと思います。
お客様の感想などを伺いつつ様々なパターンのマグカップを製作して頂き、今回納品の第4弾をもってデザイン的にも完成を見ました。細かい要望にお応え頂き、また、レーザー彫刻機の登場で不要物となっていた「焼き鏝」の有効活用して頂く事ができ、ありがたく思っています。
初期の納品時は「まだ歪みや釉薬のムラがあって……」とご謙遜されていましたが、クラフトワークとはそういうものですし、それこそアスティエの言う「この世に2つとない」ことの査証と言えます。「このラインが好き」「このへこみが愛らしい」、日本文化で言えば “佗茶” の世界感でしょうか。そんなおおらかさが感じられるtomoruさんの陶器は、これからも末永く愛される品物になると私は信じています。