前回の「冒険RPGの世界フェア」は、fumikura史上最大規模の店頭陳列物もあってか、ワクワクしながらディスプレイを熱心に覗いている方も多かったです。そして陳列物をどかしてしまうのももったいなく、会期としても企画始まって以来の長寿フェアとなりました。（反応はすこぶる良かったです、、、店内BGMは賛否両論ございましたが、、、フェアの特性上ご理解賜れれば幸いです）

さて、今回は趣向をガラリと変え、昨年よりご愛顧頂いている皆様には「あれ？そろそろ夏も近づいてきたかな？」と思うような、昨年同時期に開催した「グッとくる昭和レトロフェア」を一歩進めて『懐かしの企業デザインフェア』と題してお送りします（会期：6月14日～7月31日）。またまた告知が遅れてしまいましたが、既に開催から一週間以上が経過しております(‥ゞ　申し訳ございません。フェア題の末尾に（江戸から平成まで）とあるように、今回は企業ロゴから各種商品ポスターなどを明治～昭和を核にその前後の江戸から平成までのデザインを縦貫してお届け致します。まず一番上の写真の通り、店頭展示からして時代がかっております。なにやら真っ黒な木の彫刻が並んでおりますが、これは江戸末期～明治初期の薬袋の版木です。草書体なので私もほとんど読めないのですが、効能書きが書かれていたり、天狗を模した絵がいかにも睨みを利かせていたりと、「よく見ると」なかなか面白いので、是非お手にとってご覧下さいませ。なお、実際に駄菓子袋にスタンプ出来るよう、スタンプ台も設置しております。開始一週間にして誰も手を出していない状況ですが（そもそもジョークグッズ以外の使い道が無いですよね、、、）、無料ですのでポコスコ押して楽しんで下さいませ。本当は昭和の琺瑯看板なんかが手に入れば良かったんですが、いやぁ、、、高い高い、、、(T_T)

関連書籍は昨年の「グッとくる昭和レトロフェア」とは被らないように、なるべく日米の商業デザインに焦点を当てました。明治から平成にかけて、「まだある」商品のデザインや企業ロゴも含めて、楽しんで頂ければと思います。冊数の多いものでは日本の煙草デザイン（1904年～2009年）で、こちらは日本たばこ産業（現：JT）の内部資料的なもので、刷り部数が各3,000部というそれなりに貴重なモノです。また、海外勢では戦後からの洋画ポスター大全（全７巻）にて、皆様の思い出深い作品を探して頂ければ幸いです。10年、あるいは5年スパンの編集ですが、なかなかに印象深い作品がたくさんあります。

なお、「グッとくる昭和レトロフェア」で活躍した【昭和懐かし棚】も、規模を拡大して絶賛展開中ですので、そちらもお見逃し無く。ベストセラーの『まだある。』や『日本懐かし〇〇大全』のシリーズなどがドドドンと揃っております。（店内入ってすぐ正面右寄りにございます）