fumikuraのオープン前夜、クラフトビールに憧れて、いくつかの蒸留所を訪ねてきました。
そのなかで、「おいしい!」と思ったビールを取り扱うようにしています。
工場見学も含めて、飲んできたのは
・ベアレン醸造所(岩手県)のクラシック(ドルトムンター)
・銀河高原ビール(岩手県)の小麦のビール(ヴァイツェン)
・いわて蔵ビール(岩手県)のオイスタースタウト。
大手さんでも、なかなか工場見学のできないキリンのハートランド(ピルスナー)も訪問してきました。
それぞれのブルワリーで様々な特色あるビールを出されていて、ドルトムンター、スタウト、ヴァイツェン、ドラフト、IPA、ランビック、アルト、などなど随分迷いました。fumikuraは小さいお店なので、クラフトビールなかりをたくさん扱う訳にも参りません。断腸の思いで選び、選定したのが現在のメニューに残っています。他にも牛久のシャトーカミヤや小江戸ビールなんかも飲んできているのですが、岩手は中学から大学の合宿地(滝観洞観光センター)でもあったので、愛着も含めて岩手県で揃えました。まぁ、洞窟探検部の話はいずれフェアの時にでもゆっくり(笑)
①ベアレン醸造所さんは100年前のドイツのビール設備を移築し、
ヨーロッパ伝統的な蒸留方法で作ってらっしゃいます。(冒頭写真)
今やステンレス釜が多い中、銅釜を使ってらっしゃるのは衝撃的でした。
(ウイスキーは銅釜が多いですが、ビールはなかなかお目にかかれません。)
なかでも、「クラシック」はドイツの王道を行く苦みとコクのバランスが優れた味わいで、
「世界に伝えたい日本のクラフトビールコンテスト」で最高賞を受賞。
美味しいです!
②銀河高原の小麦のビールは、華やかな香りと爽やかな苦みが特徴のビール。
もともと店主が宮沢賢治好きということもあり、その壜の美しさと相まって、最初に導入を決めたビール。ラベルも金ラベルや白ラベル、季節限定などたくさんありましたが、一番知名度が高く、通年手に入りやすい銀ラベルのヴァイツェン(小麦の白ビール)に決定!、、、しかし工場が遠い、、、ひたすら遠い(涙目) 盛岡からホテルの送迎バスを乗り継いで2時間です。この時点で工場併設のホテルに宿泊決定コースです。温泉気持ちよかったなぁ、、、温泉のあとのビールはそれこそ格別でした(笑)
③いわて蔵ビールさんは日本酒「世嬉の一」で有名な酒蔵さんです。そちらのブルワリー部門がいわて蔵ビール。地元に根付き、様々な催しにも盛んに顔を出しているいわて蔵さん。一番有名なのはオイスタースタウトは、黒ビールのドッシリとした味わいに、三陸広田湾産の牡蠣の風味を追加。濃厚です。こちらは「ワールド・ビアカップ2008」にて銀賞を受賞した一品。ここではビールの利き酒にとどまらず、日本酒もかなりの種類&量があったので帰途につく頃にはへべれけに、、、珍しい所ではランビックが美味しかったですが、日持ちがしないのでなかなかお店では仕入れる勇気はありませんでした(^^ゞ
どの蔵でも、様々なクラフトビールを造ってらっしゃり、利きビールを愉しみつつ、どれを入れようか迷いに迷いました。
「とりあえずビール。」、とは言わないで、
是非、違いを味わいつつ愉しんでみて下さい。(栓抜きもそれぞれ可愛いです)
そして、そんなクラフトビールがたくさん載っている本もありますよ~。