なんてな事を、岩石趣味の僕が言ったところで、
怪訝な顔をされて終わった時代がありました。
ソーダ飴、レモン飴、メロン飴、ドロップスのような鉱石に惹かれ、
様々な鉱物屋に通った学生時代。
高価な標本は狙わず、
せいぜい500円ぐらいの結晶を、掌でコロコロ転がして悦に入る。
ドロップ型に磨かれているものはもちろん、
ゴロッと美味しそうな結晶を見ても、
食べてみたい、、、との誘惑に駆られることも。
もともと地学部では、
天体観測と共に、化石鉱物分野の巡検を担当してた事もあるため、
そっち方面はもともと好きだったんですが、
採掘するような鉱石や化石は、もうちょっと硬派(マニアック)でした。
__美味しそう? うんうん。アタマ大丈夫?
所詮そこは男子校。
容赦ない友人達に囲まれ、
鉱石の結晶は宝箱に仕舞い込まれ、誰にも見せませんでした。
長じて、
宮沢賢治や長野まゆみ、井上直久、ますむらひろしの影響もあり、
ドップリ岩石趣味に浸かった足は、なかなか抜けません。
近所に鉱科研(鉱物科学研究所/鉱物学者の堀秀道さんのお店)があったことも、
鉱物との縁を深めるきっかけでした。
最近は趣味の合う友人が増えた(趣味色に染めたとも言う)おかげで、
鉱物屋や鉱物博にも一人で行かなくても済むようになって嬉しいところ。
やっぱり、
趣味のことで語り合う友は大事だねぇ。
写真は、鉱科研で購入した蛍石。
アメリカ産(New Hampshire,Westmoreland,William Wise鉱山)
メロンシャーベットに見立ててみました。
たぶん、うちの鉱石標本でいちばん美味しそうな石。
2枚目の写真は参考文献。そんなわけで、鉱物関係の本が結構入っています。