大人の図鑑カフェ

国産ホップ体験はじめました

国産ホップ体験はじめました

KIRINさんの「香る国産ホップ・オンラインセミナー」を受講させて頂きました。下戸でお酒が苦手な店主ではありますが、開店前から各地のブルワリーやウヰスキー蒸留所の工場見学、試飲会などには積極的に参加しています。(クラフトビールを飲んできた!の記事はこちら
※押しつけがましくならないように店では「語る」ことを控えています※

今回のセミナーの本筋は、表題にあるとおり【国産ホップ】。海外からの輸入が主な中、たばこ農家からの転作、国産ホップ農家の保護やブランド価値創造、また,

__国産ホップならではのビールの香りや強み__

といった事柄を中心に、事前に届きました実物のホップやビアグラスを使っての贅沢な1時間でした。しっかり学ばせて頂きましたが、もともと”ぼやけた頭”ですので、取りこぼしや間違えて覚えてしまう事も多々有りそうです。こちらではお客様に実際にご体験頂ける内容について雑記して参りたいと思います。

“国産ホップの強み” としては、先ず新鮮で有る事が第一に挙げられます。品種改良によりビール大手各社が開発した品種もあれば、海外から移植され国産化した品種もございます。海外産のホップは輸入前に防腐のため加熱乾燥、破砕の上でペレットと呼ばれる塊に圧縮加工されてから日本に到着します。国産ホップの収穫期には、採りたての生の状態でブルワリーに届けられることで、様々な工程で投入されるホップの香気を強く引き出すことが出来ます。そういった試みは地場産ならではの取り組みであり、例えば常陸野ネストビールさんの「HOP FEST」や、KIRINさんの「MURAKAMI SEVEN」のような収穫期限定ビールの醸造、他にもホップ自体の香気を楽しむ、華やかなクラフトビールの誕生と普及に強く関わっています。

実際に4TAPサーバーを運用していて、それらの香味の薫るクラフトビールは評判が良いです。今回届いたホップ【IBUKI】は「豊潤496」に、【MURAKAMI SEVEN】は「ムラカミセブン」「ジャパンエール<香>」に使用され、また【SORACHI ACE】もブルックリンの「ソラチエース」、【KINU】は常陸野ネストビールの「HOP FEST」に使われているそうです。(※海外品種の日本移植栽培を含む※)

今回、贈られてきた収穫したての国産ホップ(熱乾燥済みのドライホップ)は、KIRINさんのクラフトビールブランドである「SPRING VALLEY(スプリングバレー/日本で最初に横濱に建てられたブルワリー/(訪問記事はこちら)」と特製クラフトビアグラス共に実際に手にとってご覧頂けます。香りは、、、ドライホップですので正直嗅ぎ分けは難しいです(製造工程の様々なタイミングでその都度ホップに期待する役割が異なるため)。工場見学等でしかご覧になれない実物のホップをお手に取られることで、ビールへの造詣がちょっと深まり、そしてそれらを使ったビールを飲み比べてみることで、みなさまのお話の種になりましたら幸いです。※ホップは衛生上、食べられません※

 また、今回より瓶ビールを含む全ビールのビアグラスを今までのトールグラス(330ml)とスプリングバレーのクラフトビール特製グラス(300ml)、ほか”銀河高原(330ml)”や”いわて蔵(330ml)”,”ハートランド(330ml)”などは、それぞれ専用ノベルティグラスをお選び頂けるようになりました!

サーバービール共通グラス(左)
スプリングバレー特製グラス(右)

<特製グラスの特徴>
Point 1:脚(ステム)がある
 脚を持って飲むため、手の温度がクラフトビールに伝わらないので、味や香りが変わらず飲むことが出来ます。
Point 2:膨らんだボディ(ボウル型)である
 香りの要素が強く感じられるクラフトビールは膨らんでいるグラスが最適。いつもより香りが立ち、より豊かで濃厚に感じられます。
Point 3:飲み口の形状が反って(広がって)いる
 クラフトビールが口の中に平らにゆっくりと流れ込むので、口全体に広がります。苦味・酸味・コクなど、クラフトビールそれぞれの個性をより感じられます。