先月のミニプラネタリウムの告知で先触れを書きましたが、今月は天井投影のミニプラネタリウムをお休みして、パソコンの天文ソフトによる天文教室に変更となります。いつも通り参加費は無料(飲食費も通常料金)にてお楽しみ頂けますが、プロジェクターによる壁面投影となり、講座中は入退場が出来なくなるため先着10名様の事前予約制になります。受付状況につきましては、順次このページにて御案内いたします。
◎日時:8月21日(日曜日)19:00~20:00(事前予約にて貸切)20:00以降は通常営業に戻ります。
(受付とオーダーは18:30までにお済ませ下さい。質問・操作説明は21:30まで受け付けます)
◎募集:10名(事前予約制・先着順です) ※イベントは終了致しました※
◎対象:小学生高学年向けの内容ですが、大人のみの参加もOKです
◎テーマ:『地球を飛び出せ!宇宙探検』
国立天文台のプラネタリウムソフトMITAKAほか映像プログラムをプロジェクターにて店内壁面に投影します。通常のプラネタリウムと異なり、地球を飛び出して、3Dの宇宙空間をグルグル探検しながら簡単な宇宙の仕組みを体感で学ぶことが出来ます。一部、立体視眼鏡を使用した映像やプログラムの体験をご用意しており、まるで自分が宇宙の中に立っている様な立体シアター感覚を体感いただけます。
◎目的:
近年では残念なことに都市部でも郊外でも街灯りが明るくなり、素晴らしい星の輝きもなかなか見ることが出来なくなってきました。今や一人一台となった携帯端末の普及も相まって、瞬く星々を見上げ、心奪われるような体験をできる環境ではなくなりつつあります。少し前までは年少期の天の川の記憶を「懐かしい」と感じる大人も多かったのですが、現在はバーチャル映像でしか、その体験すら怪しくなってきました。それでも、高い山や田舎などの日常を一歩抜け出た先には、夏の夜空を彩る天の川の一大イルミネーションが広がっていますし、大きな流星群などの都心でも観測できる星空の魅力は健在です。途方も無いほどの長い時間のサイクルで、新しい星が生まれては消えていきます。何千年もの昔から、人は旅の目印に北極星を使ったり、星々に生活の暦や神話を重ねて生活をしてきました。私たちが生活している頭上にも、見えないだけで昔と少しも変わらない星の輝きが広がっています。天気の良い夜、そんな星の物語と共に夜空を見上げ、宇宙に親しんで頂ければ幸いです。
◎主題:
通常の天球を主体とした星座神話の解説を離れ、星々の距離や簡単な宇宙の構造(大きさ)を立体視で実体験してもらう事で、宇宙への理解と親しみを深める。
◎内容(進行表):
※冒頭:謝辞・許諾・諸注意
①通常プラネタリウム
②地球から太陽系へ
③太陽系方銀河系へ
④銀河系の外へ
⑤宇宙の果て
⑥質疑応答と使用ソフト体験(希望者)
◎許諾:この度の天文教室開催にあたり、下記団体様よりソフト・映像プログラムの使用許諾を頂きました。また、左右分割方式の立体動画映像は、国立天文台様のご厚意により、特別に製作して頂きました。厚く御礼申し上げます。
●使用ソフト・映像コンテンツクレジット
許諾元:国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
http://4d2u.nao.ac.jp/t/
<天文ソフト>
・Mitaka
プログラム:加藤恒彦
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
入手元:http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/
・4D2Uナビゲータ(ウェブブラウザ上で表示)
プログラム:小阪淳
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
表示元:http://4d2u.nao.ac.jp/t/var/4d2unav/
<映像コンテンツ>
・渦巻銀河の形成 ver.3
可視化:武田隆顕・額谷宙彦
シミュレーション:斎藤貴之
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
・月の形成
可視化:武田隆顕
シミュレーション:Robin M. Canup(Southwest Research Institute)
(巨大衝突)
武田隆顕(月集積)
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
・微惑星から地球型惑星へ(地球型惑星の形成)
可視化:三浦 均
シミュレーション:
小久保英一郎(惑星形成)
玄田 英典(巨大衝突)
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
・土星リングの力学 (I. wake 構造)
可視化:武田 隆顕
シミュレーション:台坂 博
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
●使用機材:簡易立体視鏡
KOKONステレオミラービューワ(古今書院)
http://www.kokon.co.jp/