1月の開店以来、初の新酒解禁となりました。本日解禁となったお酒は2種。1:梅酒【島鼬(しまいたち)】1500円と、2:桃酒【桃丸】700円。各々の詳細データは下記参照ですが、特に力が入っているのは東京都の秘島「青ヶ島」の幻の焼酎「青酎」で漬け、1年近く寝かせた【島鼬】。お値段は張りますが、もともとの青酎自体が仕込みから出荷までに最低5年を要する円やかな芋焼酎。同じ芋焼酎で、それなりにランクの高い白霧島で漬けた【山鼬(やまいたち)】もありますが、風味の点で言えばこちらの方がトロリとしていてコクが強い印象。最近は焼酎も飲みやすさ重視の軽い飲み口のものが多い中、ここまで主張が強いのも癖があって面白いです。その秘島、青ヶ島の写真がこちら(ネットからの転載です)。地形マニアの店主としては、是非一度訪れて、流星群でも見てみたいとっておきの場所です。せめて梅酒だけでも、この島の物を使いたかったんです。
<梅酒>
銘:【島鼬】(SHIMAITACHI)
酒:IMO JYOUCHU
AO-CHU 5years(37%) 4,600ml
梅:福岡県産青梅 2.0kg
砂糖:氷砂糖1.0kg
※元スタッフの推薦、東京都は八丈支庁の秘島、青ヶ島で幼少期を過ごしたことから。青ヶ島は日本一人口の少ない村として知られ島内に番地が無い「無番地」の島としても有名(手紙には青ヶ島だけ書けば、あとは氏名だけで届く)。定期船は平時でも6割以上と欠航率が極めて高く、ヘリコプターが就航しているものの定員は8名という、ある意味小笠原よりも便の悪い秘島。青ヶ島産の焼酎を総じて「青酎」と呼びますが、当店で使用しているのは青ヶ島酒造のもの(下の画像は転載です)。青ヶ島産の芋、そして青ヶ島産「純生麦」から造った麦麹から造られ、最低でも5年以上じっくりと寝かされて出荷される。稀少生産にして長期熟成、まさに幻の焼酎。芋の甘さと長期熟成の円やかさが梅と良く合います。命名は、青ヶ島の鼬ということで、島鼬。希少性故、お値段が高いのはご勘弁を。
漬け込み日:2015.06.06 解禁:2016.05.15
<桃酒>
銘:【桃丸】
酒:WHITE LIQUOR (35%) 4,500ml
桃:白桃 6個 檸檬2個
砂糖:800g
仕込み日:2015.09.23 解禁:2016.5.15
※桃のお酒なので、ストレートに「桃丸」。桃の量の加減か、レモンを入れているからか、率直に「桃」が前面に出てきていません。桃の柔らかさを求めると裏切られます(笑) まだお酒と馴染んでいない印象で、今のところは最初に喉にカーッと焼酎の味が来て、その後にレモン、最後にやわらかく桃が残る感じ。これから育っていく過程をお楽しみ頂ければと思います。ソーダ割りかロックがお勧め。
※当店の梅酒・果実酒は税務署の認可(特定混和酒開始申請)を得て提供しています※