３月２日～１４日は「楽器フェア」です。

店頭に展示しているのは【月琴】（正確には明清月琴）。

「ヨコハマ買い出し紀行」という漫画で、主人公が弾いていたもの。

古くは坂本龍馬の奥方、おりょうさんも弾いていた楽器だそうです。

僕は兄から譲り受けたのですが、手習いを受けていないので調弦もできません。

せっかくの楽器がもったいないので、店内で弾いてくれる方に教えを請おうかと（笑）

音大のある街です、心得のある方がいらっしゃるんじゃ無いかと思いまして。

ついでに、他のお客さんも喜んで頂ければ面白いじゃないですか。

そんなわけで、調弦のあと一曲弾いて頂いた方には珈琲を一杯無料で提供させて頂きます。

それに合わせまして、

フェアの紹介本は「シルクロードの楽器と芸能具展」と「ビジュアル博物館　楽器」の２冊。

フェア台の上には【シンギングボール】という民族楽器を置いてあります。

これは、マニ教の経典が刻印されたお鉢のようなもので、

日本のお寺さんにある「おりん」のようにチーンもしくはゴーンと叩くのではなく、

縁をバチでぐるぐる回して、ウォンウォンウォンと共鳴させる、ちょっと不思議な楽器です。

一回回すと、経典を一回読んだのと同じ功徳があるとか。

寺院の経堂にあるマニ車の簡易版みたいなものですね。

こちらは自由に遊べるようにしてありますので、お声をお掛け下されば、回し方をお教え致します。

小さいシンギングボールはよく見かけますが、

直径２０センチを越えるサイズはなかなかありません。

ネパールで特別に作ってきてもらった物だそうです。

ぜひ、回してみて下さいね～。