当店でも人気ドリンクのひとつ、「杏ジュース／ソーダ」。今年の天候ジェットコースターの影響か、「梅」「杏」ともに各地で大不作な模様です。地元還元のため、梅はcoopさんから、杏は小林青果さんからと、あえて利益の望める農家さんとの直接取引をしていない当店。今年は「梅」「杏」の１年分の確保に奔走しています（と言っても、頼んで待つだけなのですが）。

※6.28追記:無事に１年分全量確保出来ました(^_^)

特に杏の不作は深刻で、昨年は既に漬け終わっていた杏が、今年は現在の漬け高で半量以下となっています。追加が来たら直ぐさま漬けられる体勢になっては居りますが、来年分（fumikuraは基本的に１年寝かせていますので）は１年分に満たない可能性もあります。選果の時点で3Lという大玉を指定している時点でかなりハードルが高いのですが（写真の赤チョーク字参照）、気を揉むものの、今は待つしかありません。どうにか手に入り、ジュースやアイスに使えるよう祈るしかありません。

さて、話が横道に逸れますが、杏子の駄菓子（特に商品名を書くと「あ〇ずボー」）って、昔は関東圏でしか売られていなかったそうで、杏のシロップジュースも関東以外では馴染みの無い方も多いのではないでしょうか。理由として、「昔は梅の産地である長野県の更埴地方から鮮度を保って運べたのが関東が限界だった」という説があったりします。近年では技術の進歩と海外からの輸入により全国の駄菓子として流通していますが、ピンと来ない方は是非一度、梅とはまた違った「香り高くて甘い」杏ジュース(550円)＆実がタップリ入った杏のアイスクリーム（300円）を召し上がってみて下さいませ(^_^)　さてこれにてビネガードリンク三兄弟（梅・杏・紫蘇）の今年のニュースが出そろいました！