取り扱っている本の分野が広すぎて、
「見ているだけで楽しい」とも「整理がなってない」とも
言われる複雑な本棚。
原因は、
【分野を跨ぐ本が多いので、単純に分類が不能】
ということ。
これでも司書課程を囓った身、分類法ぐらいは心得ています。
でも、それじゃあ味気ないというのが古書肆&ブックカフェの見解です。
なので、自分でも棚に戻せそうに無い本もチラホラ、
あれ?
と思う場所で出会う本に、掘り出し物が多かったりもします。
と、言うわけで、
入り口正面本棚にも、ちょっと分野のバラけた物が並んでいます。
ひとつは、宝飾。
ティアラだけを集めた展覧会図録や、
ティファニー、カルティエなどの写真&デザイン図鑑。
特に面陳列しているティファニーの書籍は、
東京に新店をオープンしたときに配布された非売品と聞いています。
色ごとにデザイン画と実物が並ぶ様は圧巻です。
そのほかにも、宝石鑑定のための写真図集などもあり、宝飾デザインとしては充実しています。
そして、その下段に並ぶのが、「昭和レトロ」の品々。
実際にまだ購入することができる「まだある。」のシリーズから、
絶滅の危機にある食品自販機、10円ゲーム、
果ては昔のガムの包装紙からグリコのおまけ、牛乳瓶の蓋図鑑、昔遊びや小学校の備品図鑑まで!
この棚は気づきにくい所にあるにもかかわらず、
ご来店のお客様が数多く読まれている人気の本棚です。
おみせは、くつろぎと共に読書を楽しめる、