大人の図鑑カフェ

澤乃井の赤蟹

澤乃井の赤蟹

IMG_0839先日の火曜日、開店前からお世話になっている小澤酒造さん(東京都青梅市)にお邪魔してきました。fumikuraのお酒は、味はもちろんですが僕自身と縁の深い酒蔵さんやブルワリーに直接足を運んで決めることにしています。小澤酒造さんは、中学時代からフィールドワーク(洞窟探検)で訪れている奥多摩との縁が深く、お酒が飲めるようになってからも酒蔵見学などでちょくちょく訪れていました。お付き合いとしては二十年来と言ったところでしょうか。

2015/ 9/ 8 11:26

2015/ 9/ 8 11:27

小澤酒造さんの商号は「澤乃井」、地元地名である「沢井」の由来ともなった通り、豊かな名水が沢となって流れる風光明媚な土地柄です。秩父古生層の岩盤を掘り抜いた洞窟(横井戸)の奥から湧き出づる仕込水で、丁寧に作られています。純米酒、吟醸酒はもちろん、濁り酒や(きもと)造り、木桶仕込みなど、特徴のある美味しいお酒がたくさんあります。酒蔵見学のあと利き酒処に立ち寄れば、信じられないほどの安い値段で、お猪口いっぱいの魅力的なお酒を存分に楽しむことが出来ます。更に、最初の一杯は持ち帰り用のお猪口込みのお値段ですので(大吟醸でも500円です)、2杯目からは更に100円安くなります。ということで、ここに来るとついつい杯を重ねてしまい、今回も前述の大吟醸、濁り酒、(きもと)造りに木桶仕込みと、昼間から4杯も呑んでヘロヘロに、、、美味しいからしょうがないですね(^^) 下の写真は濁り酒。

IMG_0841魅力的な日本酒がたくさんあるのですが、なかなか種類を揃えることが難しく、fumikuraではスッキリした辛口の「大辛口(精米歩合65パーセント)」(1合700円)と、日本酒仕込みの梅酒「ぷらり」(30ml 800円)の2種類をお取り扱いしています。特に梅酒に力を入れている当店、特定混和酒の申請書(いわゆる混合免許)を持っていても、日本酒を使った梅酒を仕込むことが出来ません(別途「醸造免許」が必要)。日本酒を使った梅酒も数多いのですが、澤乃井さんのは群を抜いて美味しいです。まろやかで梅の味も濃く、それでいて日本酒の風味がしっかり残っているところに惚れました。

IMG_0369今回もお世話になった利き酒処の根塚さま(利き酒師)は、各お酒の特徴や味わいなどを丁寧に教えて下さいます。私もまだまだ無知なので、たくさん呑んで勉強が必要です。また、営業用のお猪口をお手配下さったり、チラシを置かせて頂いたりと現在もたびたび、営業もかねて(笑)お話を伺いに来ています。長居をする私にお付き合い頂いて、いつも感謝しております。(写真左側の方が根塚様)

IMG_0842最後に、小澤酒造さん利き酒処のミニ情報を。利き酒処で頂ける持ち帰り用のお猪口は、清流に生きる沢蟹をイメージした「青蟹」です。これだけでも可愛いのですが、、、沢蟹はもともと「赤い」ですよね。そこで利き酒処には書かれていない、知る人ぞ知る特典のお知らせ。持ち帰り用のお猪口「青蟹」10個と引き替えに、「赤蟹」のお猪口(開運赤猪口)を頂くことが出来ます。つまり、、10回通えば幻の「赤蟹」で澤乃井のお酒を更に味わうことが出来ます。今回は10個たまった「青蟹」を「赤蟹」に換えて頂きました!そして、その赤蟹も実は2代目、初代は蟹が一匹(写真左端)、二代目は親子二匹が仲良く並んでます(写真中央左)。初代は廃版になっているので、現在は手に入れることが出来ません。また、木槽(ふね?)に澤乃井の文字が入ったシンプルなお猪口(写真右端)も、今は配られていないように思います。お店で使うには大きすぎるので、一回り小さい豆猪口を御用意していますが、ご希望があれば大きなお猪口も御用意致します。特に、恋愛成就や御成婚、ご就職や試験合格、卒業などのお祝い事がございましたらお声掛け下さい、ささやかながらのお祝いと共に、赤猪口にて御提供させて頂きます。

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<蔵元情報>

会社名 小澤酒造株式会社(商号「澤乃井」)
所在地 東京都青梅市沢井2-770 アクセスマップはこちら
電話 0428-78-8215
   
創業 元禄15年(1702年)


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