梅・杏とも、シロップやお酒の本年度の漬け込みが一段落しました。あとは熟成を待つばかりです。シロップはもう飲めますが、まだ若いのでまずは1ヶ月ほど置いて馴染ませます。梅酒は最低半年、できれば1年は寝かせたいですね。あとは適切な管理の元、ただひたすらに時間を積み重ねることで、円やかに熟成されていきます。今日はその参考として、シロップの熟成度合いが一目でわかる写真を撮ってみました。右が漬けて5日目、もう少しで氷砂糖が溶けきる段階。微妙に濁って見えるのは、砂糖液が重くて下に沈むので毎日出てくるエキスの上澄みと混ぜているから。その濃度の違いが無くなって馴染むまでは、こうして揺らめいて見えます。左が昨年漬けて、1年が経過したシロップ。エキス出てます!って言いたそうな琥珀色です。ただ、これは開店前だから出来た長期熟成なので、今夏の出方次第では寝かせていられなくなるかもしれません。美味しく育ってくれるといいですね。