お客様各位
<換気環境の”見える化(数値化)”でわかりやすい安心環境へ>
師走に入り、急激に気温が下がり始めた昨今、
換気のために開け放っていた店舗の入口をどう扱うかが喫緊の課題となっております。それはひとえにお客様に安心・安全な店内の換気環境を提供しながらも、居心地を損なわないため。様々な方策を毎日手探りで考え続けた結果、基準が示されるたび柔軟に対応して参りました。
(消毒環境や換気環境など新型コロナウイルス対策全般)
私共が思うに、お客様方が店側の換気環境に”不安”を感じる正体は、ウイルスが”未知”のものであり、お客様としても店側としても「これが安全」という統一した基準が解らなかったからだと考えています。
先月末頃、WHOの見解に基づき厚生労働省による新たな指針が提案されました。
そのその指針には「温度」「湿度」「空気の汚れを示す二酸化炭素濃度」の数値基準が明確に示されています。それらを計測するセンサーを店内に設置する事で店内の換気環境を常に整え(センサーは毎秒計測更新)、お客様に安心・安全で穏やかな環境をわかりやすくお伝えしようと考えております。
実は、これから本格的な冬に突入すれば入口を開け放つだけでエアコンでは温度が基準値を下回ります。また、常にお湯を使っている飲食店ではあまり湿度が下がる事は無いのですが、入口を開ける事により湿度も基準値以下になります。それらも勘案し、加湿器の導入(アロマディフーザーから交換)、二酸化炭素濃度が基準値以下である場合に限り入口を閉めるなどの対策を加える事で、皆様にセンサー表示で換気環境をわかりやすくお伝えしながら居心地の良い空間との両立をはかれるように致します。
指針が出た翌日の11月28日にはセンサーと加湿器をweb購入しておりますが、12月3日現在は加湿器のみの到着となっております(センサーは12月22日頃到着予定)。
まずは設備の到着に先んじて当店の換気環境への取り組みをお伝えし、皆様が心穏やかにお過ごし頂けますよう、当該指針の基準と店舗基準(インフルエンザ等他のウイルスも視野にいれたため厚労省基準より厳しい)を掲載致します。皆様のご家庭内でも有効と思われますので、ご判断のひとつとなれば幸いでございます。
<厚生労働省基準>
・温度18度以上
・湿度40パーセント以上
・二酸化炭素濃度1000ppm以下
<fumikura基準(インフルエンザウイルス追加対応)>
・温度18.2度以上28.0度以下
・湿度50%以上70%未満
・二酸化炭素濃度800ppm以下
<参照資料(リンクより直接ご覧頂けます)>
令和 2 年 11 月 27 日
冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善する – 厚生労働省指針
<ご注意>
これまでも「新しい生活様式」にはじまり「三密」、「5つの小」など様々な提案がなされてきました。「それぐらい良いんじゃない?」というお客様もいらっしゃいますし、他の店舗さんがどうこう、という事ではありません。いくらお客様ご自身や店側がどれだけ気をつけようと、無症状感染の方を見分ける事が不可能な以上、どこを持って”安心”とするかは店側もお客様側も両方が判断できる統一した基準やルール(マナーやモラルと言い換えてもいい)が必要不可欠ではないかと考えております。
それを“行動の監視”や“私権の侵害”と捉える大変厳しいご意見があることも存じております。本音としては店の利益ひいては存続の為に「こんな事をやりたくてやっている訳ではない」んです。
それでもせざるを得ない事情につきまして、ご理解を賜れたらと存じます。