謹んで慶春の言祝ぎを申し上げます。
(戌年なのにお迎えするのはイタチ軍団でごめんなさい&年賀状はちゃんと犬でした。)
あちこちで御挨拶が乱れ飛ぶ年末年始(あたりまえですね)、fumikuraでは昨日・本日の2日間を掛けてプチ改装を行いました(^_^)
長期の休みが無いと出来ない事なので、年末の大掃除というにはチト遅すぎますが(年を跨いでますし)少々、手入れをさせて頂きました。
お店も今月7日で二周年です、色々と面白く育ってくれた部分もあれば、くたびれてしまった部分もあります。
一番の問題は、、、、、、そう!【床】です。
設計段階から『どうしても温か味のある木床にしたい』と駄々を捏ね、
散々値切り倒した結果が、、、あの床でした。
いわゆる工事現場の「足場板」と呼ばれる物の古材のため、汚れて居るのが普通、開店当初より各所に染みがあったりと、ちょっと色々残念な感じの仕上がりでしたよね(‥ゞ
(板の間になんであんなに空間が空いてるのかも不思議です)
ということで、ワックスを塗る事にしたのですが、もちろんそんなに高価な物は使えませんし、職人さんを大晦日や正月に呼び出す訳にもいきません。家庭のフローリング用の物を「とにかく染み込ませるだけ染み込ませよう」ということで、ペール缶(18L)をドーン!と。
フローリングの場合は1Lで畳60畳分塗れるとありましたが、それは初めからコーティングされている物に塗る場合。11月のある日、密かに壁際のカウンター席の下に1L塗って見たのですが、、、塗っているそばから染み込む染み込む。見た目はアレですけど素材だけはっしっかり無垢の足場板。それならとペール缶を突っこんでしまえ、と。
小学校時代を思い出しますね(ウチの小学校はまだパネルの木床でした)。
1度塗り、、、あっと言う間に染み込む。
2度塗り、3度塗り、、、だんだん色が変わってくるのが解る。(ウッドデッキはウレタンニス)
そのあたりで年越しそばを食べ、大晦日のうちに6度塗りまでやりました。店舗面積が狭いですからね、風を通して暖房MAXにしてとにかく塗って塗ってぬりまくり(笑)
童心に還ったようでもの凄く楽しいですね、これ。、、、でも、残念な事に体は中年(T_T)「中腰キッツー!」とか言いながら、残り1/4を残して染み込まなくなったので終了。
本日元旦、残りをチャチャッと塗り上げて終了。
「なんと言う事でしょう!」(劇的ビ〇ォー・ア〇ター風に)
あの素材感丸出しだった床が光って見えるのがとても新鮮です。まるで何年も使い込まれたような(実際2年間ほったらかしていましたが)古びた味わいが輝きを取り戻したかのよう!(以下ナレーション略)
【塗りムラ】なんかも味の内。なにせ元々が元々ですから(^_^)
音の反響なんかも変わってくると思います(固まったらアクリル樹脂になります)。
仕上がりは下記の通りです。
ついでに細々とした部分が変わっていたりするので、その一部もご紹介。
より木調を強めにしてみました。
長持ちしてくれる事を祈りつつ。
こういう作業が出来るようになるだけ、心に余裕が出てきたんだなぁと思えるようになりました。
みなさんの反応が楽しみです。
新年は4日からの営業ですが、開店初日から新メニューで飛ばしていきますので、今度はそちらの準備に入ります。
こちら、Blogのチェックもどうぞお忘れ無く(^^)/