大人の図鑑カフェ

東京360°フェア

東京360°フェア

img_1203台風が立て続けに上陸するこの頃、夏の気配が影を潜め、ようやく初秋の兆しが見え始めました。ということで、引き延ばしていた「ぼく夏フェア」を引き上げ(店内のそこかしこにあったサイダーも消え)、「東京360度フェア」に衣替え致しました。オリンピックイヤーの本年、現在もパラリンピックに燃えるリオとを繋ぐべく、次なる開催地であるTOKYOを様々な角度から見てみよう!というのが今回のフェアの趣旨となります。(会期:9月14日~10月10日予定)

img_1204フェアの核となるのは雑誌「東京人」のバックナンバー(50冊弱)です。書籍ですとどうしても歴史や地理い偏りがちなところを、様々な分野の特集記事から多角的に東京を見ることが出来ます。例えば「ヤミ市」「花街・色町」「米軍機偵察機が撮ったTOKYO1944」「中央線の魔力」「東京アンダーグラウンド」「東京ヴィンテージショップ」「手塚治虫への挑戦」「井の頭公園とジブリ美術館」「築地」「歌謡曲の東京」などなど。書籍では建築、江戸古地図や古写真と現在の対比、江戸小紋などのデザイン、暗渠や凸凹案内などの地形、古書肆と珈琲店の相性などをお楽しみ頂けます。

img_1207特設では古地図を多く揃えてございます。江戸時代の絵図に現代の地形図を重ね合わせた意欲的な地図「復元江戸情報地図」や、新宿区や豊島区が江戸から現代へと切り替わっていく変遷を追うことが出来ます。中でも白眉なのは、関東大震災直後の都市計画図。後藤新平の立案した大道路計画図なのですが、現在の放射路と環状路(近年開通したばかりの環八まで)の原型が、この時点でほぼ出来上がっていることに驚きます。練馬がまだ区ですらない時代のお話しなので、出てくる地名もかなり古くて面白いです。

店頭展示は、1964年東京オリンピックの聖火台模型(鋳物)と、東京電波塔株式会社(東京タワー)の開業5周年記念置き時計(銅と真鍮製ねじ巻き式)です。※島書店様からの借り受け品です※敷物は2020年の東京オリンピックに繋げる意味で紺の市松模様に、、、、したかったのですが、自宅にはなかったので茶の市松に桜柄をチョイス。江戸小紋も面白そうでしたが、こちらも無かったので、、、

img_1206秋雨の鬱陶しさを、読書と珈琲で埋めにいらっしゃいませんか?



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