大人の図鑑カフェ

6月1日:”魔法世界へようこそ”フェア

6月1日:”魔法世界へようこそ”フェア

6月16日(金)、「としまえん」跡地に
「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 –メイキング・オブ ハリー・ポッター(以下:スタジオツアー東京)」が開業致します。公式ホームページはこちら

練馬区では「魔法シティ」として、練馬区で魔法世界を体験できる飲食店や体験施設、人の手から魔法のように様々な物を創り出す人々を「Wizard」認定して、広く紹介する「NERIMA CITY WIZARD PROJECT(公式ページはコチラからどうぞ)を展開し、魔法世界へと誘う新たな扉をご用意されています。

さて、fumikuraは現在そういった認証は受けておりませんが、もともとファンタジー世界を題材とするクリエイターの方々などと交流があり、いかにも”魔法使いが資料として読みそうな様々な書籍”を読むことが出来るため、ガラスペンやカリグラフィーなどの作家、文具愛好家やイラストレーターさん達で創る任意団体である【筆記魔法協会】より【指定図書館】に任じられております(記事はこちら)。

また、「Hi! ポーション」「筆記魔法ラテ」など魔法世界を想起させるメニューも揃えさせて頂き、店頭の魔法世界ディスプレイ(記事表題写真)や、過去や一年後の未来に届ける「手紙寺郵便(一般社団法人手紙寺さまご提供)※1」、店長がAI画像生成ソフト【Stable Diffusion】にて生成した魔法世界絵のフォトフレーム(店内のみスライドショーにて流しています)など、fumikuraならではの魔法世界を“体験型施設”としてお楽しみ頂けましたら幸いです。

*1手紙寺郵便のコラボについては映画「ラストレター」youtubeインタビュー」「note記事」etc.にて取り上げております)

また、“魔法の力”をガラスの結晶体に閉じ込めたガラス工房さん特製の「オーロラ石」(ブラックライトにて蛍光するものもあります!)の販売も行います。数に限りがございますので、完売の際はどうぞご容赦下さいませ<m(__)m>

店員までお声掛け頂けましたら、混雑時を除き、店頭ディスプレイの解説(本物の宝石や隠れキリシタンの魔鏡、ガラス製魔法の鍵や蛍石の天使像など)を行ったり、「グリンゴッツ魔法銀行 コイン(レプリカ)」「9と3/4番線 コイン」、英国政府公式記念コイン「ホグワーツ特急白銅貨」ホグワーツ魔法学校白銅貨」を見たり、各種魔法使いのワンド(短い杖)「水晶」「木」「ガラス」を手に持つことも可能な場合もございます(混雑具合とのご相談になります)。是非、お声掛けを頂き、魔法発動のポーズなどを体験して頂けたら嬉しいです。

-----<ここからは店長の魔法についての想いです>-----

「皆さんの心の中にある魔法世界」とは一体なんでしょう?

例えば「言霊」という言葉があります。
手紙や恋文、絵画やイラストなどの作品。そこに込められた何らかの強い想いや願いを書き出した時に、その想いや願いを後押しする”チカラ”が、私には“魔法”と呼ばれるなにかだと考えています。手書きを最上とし、わざわざ扱いにくいガラスペンや万年筆を使うのも、手間暇を掛けて紡いだ言葉や、やり直しがしにくい清書の際に緊張感もがしっかりと「のっかる」から。

大学の一般教養科目「文化人類学」で、面白い講義を受けたことがあります。
講義名はそのものズバリ【白魔法と黒魔法について】。
その講義は履修していなかったのですが、別の講義を欠席してまで吸い寄せられるように参加しました。(こら)
白魔法と黒魔法は「光の魔法」「闇の魔法」なんて呼ばれたりもしますが、
大本の考え方は同じだと思います。

90分の授業をザックリ2行でまとめると、
「白魔法」の根源は“プラス思考の想いや願い”であり、
「黒魔法」の根源は”マイナス思考の誰かへの僻み、嫉み、嫉妬”であると。

「まじない」も「のろい」も、現在の常用漢字で書くと同じく「呪い」となります。
正式にはまじないは(咒)祝うは(示兄:環境依存文字なので半角どうしでくっつけて下さい)になります。
読み仮名が必要なほど真反対の性質を持つものが同じ漢字というのは厄介ですがちゃんと理由が有ります。
両者ともに「口で強い思いを発する」ということ。
文字が無い時代からずっと、願いの正負に関係なく、強い思いを言葉にするとチカラが宿ると思われてきたからです。
最初に述べた「言霊」は、その日本版と言えるでしょう。
チャームやタリスマン(お守り)、おみくじや星占い、あるいは御朱印(納経印)に至るまで、魔法という要素は、けっこう日常にあふれていたりします。

例えばロール・プレイング・ゲームなどで遊ぶ時や、ファンタジー小説を読む時、お願い事をしたい時、ちょっと深掘りをして、fumikuraにある図鑑や資料を手に取ってみてはいかがでしょうか。

fumikuraは【手紙寺郵便】という
「過去への手紙」「1年後に届く手紙」という同じような前向きコンセプトのサービス提供店舗(提供元:一般社団法人手紙寺)でもあります。心のなかに澱のようにずっと溜め込んできた想いを攪拌して吐き出す事で、抱えていた枷を外して前に進める(過去への手紙)。
または未来の自分に今の想いを伝えることで一年後に初心を思い出したり、過去の自分から勇気を貰えるかもしれません。

そしてまた、fumikuraには
『言葉をイメージに、イメージを言葉に』という隠れコンセプトがあります。
“言葉から創り出したい何か”や、“心の中にあるイメージを上手く言語化できないとき”
fumikuraでの読書や体験をきっかけに、なにか「閃き」が生まれるとしたら、
それはfumikuraという場所が生み出した“魔法”なのかもしれません。