世界の貨幣フェアがはじまりました!

店頭に怪しく並ぶ実験器具はサイン本「ビーカーくんとそのなかまたち」の強力な後押しでずいぶんと人気がありました(会期も2週間ほど延長して2月27日まで続いておりました)。しばらくは「お勉強モノ」が続きましたので、店長の蒐集物方向(趣味)に再度方向転換し(振れ幅が激しいのはこの店の大きな特徴です)、今回のフェアは【世界の貨幣フェア】(会期:3月1日~3月27日予定)となりました。関連書籍が少々心許なく、ミニフェアの感はありますが、店頭展示および店頭販売品に気合いが入っています。背景の福沢諭吉タオルは印刷局のお土産に買ってきた物です、、、成金趣味な、、、(笑)

さて、選書はと言いますと、まずは日本の貨幣カタログ(若干古め)と世界の硬貨カタログ(日本語版が買えなかったので英語版です)、プラスして海外のコインオークションカタログ(中国語版)のカタログ御三家。そこに世界の貨幣史が2冊と日本の貨幣史が1冊。フランス貨幣博物館の図録が一点、、、ショボい。あまりにもショボいので、店長自ら(趣味と実益を兼ねた)取材と称して見学に行って来た【独立行政法人造幣局】【独立行政法人国立印刷局】【お札と切手の博物館】のパンフレットも、、、あります(笑)

もちろん、取材として行くからには普通では聞けないあんなことやこんなことまで(例:Q「2000円札はいつから刷られていないんですか?」A「平成15年から国の委託は受けておりません。」などなど。)ズバリ聞いてお応えを頂いております。興味のある方は店長を突っついて下さい。かなりマニアックな話までお答えできる、、、かな?(笑)

なお、【造幣局】は貨幣(コイン)や国家勲章など金属を扱う部門で、【印刷局】は紙幣や印紙・証紙・煙草の封・お酒の封・パスポートなど税金が絡む偽造防止技術が必要な紙類の印刷を扱う部門です。印刷所のお兄さん・お姉さんは貨幣と言えば「造幣局」か「日本銀行」と答える人がとっても多いそうで、地味にご立腹な様子でした(^_^)みなさ~ん【お札は印刷局!】【お札は印刷局!】そこんところどうぞお忘れ無いようにお願いします。(代弁)でも、、、個人的に見所が多かったのは滅多に見る事の出来ない国家勲章の製造過程を見る事が出来た造幣局さいたま支所でした、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<展示品一覧>
A:店頭展示品

・ジンバブエのハイパーインフレーション紙幣の変遷
 2006年8月から2008年までのハイパーインフレのジンバブエドル紙幣。
 発行紙幣の全てではありませんが、
 当初の1桁ドジンバブエル~2年経過で最高額となった100兆ドル紙幣、
 そして壮絶なデノミ(3年間で3桁→10桁→12桁の合計25桁)を経て発行された最後のジンバブエドル紙幣まで揃えてみました。(その後すぐに南アフリカランドと米ドルが流通可能になりジンバブエドルは実質廃止)

 しかも、ジンバブエは自国に紙幣の発行能力が無く、全てドイツの印刷会社に委託。ボロボロの紙質ではなく、紙幣としては品質の良いモノでした。この紙幣の乱発も財政破綻の一因になったとか、、、貴重な外貨を散財したんですから当然と言えば当然です。インフレ率は史上最大、非公式ながら6.0*10(109乗)って、、、朝50円で買えたパンが夕方には100円になってる位のインフレです。そりゃあ、誰もジンバブエドルなんて持ってられませんよね、、、寝て起きたら価値が半分以下になってるんですもん、、、

ちなみに、史上最高額紙幣はハンガリーの10垓(がい)ペンゲー札らしく、王子の「お札の博物館」にありましたが不発行のままお蔵入りしたようで、戦時軍票や臨時紙幣を除いては同じくハンガリーの1垓ペンゲー札が最高額面のようです。ただし、アラビア数字で14個もゼロが並ぶのはこのジンバブエドル紙幣だけ。圧倒的なインパクトです。
(10垓ペンゲー紙幣は、10億の1兆という不思議な表現を用いています)
オークションでの落札を試みましたが、鑑定書付きで14万円など、もう無理筋なので諦めました。(>_<)

参考:<桁の単位(1より上)>
  1…………=一(いち)
  10………=十(じゅう)
  10の2乗…=百(ひゃく)
  10の3乗…=千(せん)
  10の4乗…=万(まん)
  10の8乗…=億(おく)
  10の12乗=兆(ちょう)
  10の16乗=京(けい)
  10の20乗=垓(がい)
  10の24乗=秭(じょorし)
  10の28乗=穣(じょう)
  10の32乗=溝(こう)
  10の36乗=澗(かん)
  10の40乗=正(せい)
  10の44乗=載(さい)
  10の48乗=極(ごく)
  10の52乗=恒河沙(ごうがしゃ)
  10の56乗=阿僧祇(あそうぎ)
  10の60乗=那由多(なゆた)
  10の64乗=不可思議(ふかしぎ)
  10の68乗=無量大数(むりょうたいすう)

・江戸時代の絵銭、観音銭、中国の呪(まじな)い銭など
 正確には硬貨を模したお守りや上棟祝いなどで撒かれた特別なコイン。
 もともと、硬貨の文様はそういったお守りを暗示していたり、
 各国で象徴となる図柄が用いられていたりするので、背景を知ると面白かったりします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・日本の古銭
 懐かしい昭和時代~江戸時代、更に遡って中国からの渡来銭もあります。
 (一番古いものは唐の開元通宝で621年発行のものがあります)
 江戸期の小判はレプリカですが、
 同じ価値(1両)のものが幕府の財政事情によって改鋳でだんだん小さくなっていくのが解ります。なんとも情けない、、、
 なお、慶長小判(真ん中)は時代劇中で大活躍している由緒あるレプリカ(笑)あ、一番大きいのは五両判ですね。
 山吹色のお菓子でございます。これでも買うと結構高いんですよ(T_T)

 

・記念硬貨、試鋳貨
 こちらも日本の記念硬貨を中心にしていますが
 一部にはイギリスのEC加盟記念コイン(華麗なる手のひら返し脱退)や、
 アメリカの州の硬貨などもあります。
 また、デンマークがユーロ加盟を検討したとされる際の試鋳貨もありますが、、、
 こちらは真贋不明というか、価格からしてジョークグッズと思われます(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・外国硬貨
 デンマークのハートのコインなど、特徴的な外国硬貨を抜き出してみました。

・造幣局の技術の結晶!「干支しおり」から「戌」と「卯」。
 潜像彫りの技術が光る、見る角度で絵柄が変わるブックマークです。
 出来が良いんですから、もっと大々的に売ればいいのに、、、

 

<B:即売品のコイン>
 店長コレクションからの放出品です。
 1枚50円のものから500円のものまで様々ですが、
 10枚買うとお得な割引商品もございます。
 カードゲームのビットコインなどに、楽しくお使い頂ければ幸いです。
 

 

2017-03-02 | Posted in 本棚のコトNo Comments » 

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