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9月15日:銚子電鉄に乗って犬吠埼へ行こう!(銚子観光案内)

9月15日:銚子電鉄に乗って犬吠埼へ行こう!(銚子観光案内)

銚子電鉄製作の映画「電車を止めるな!」fumikuraでの上映スケジュールはこちら)には、銚子電鉄の1日乗車券がついてきます。折角ですから乗車券を使って銚子観光を楽しんで頂きたく、銚子市観光商工課さまにお願いして「銚子観光ガイドブック(32ページ)」を100部頂戴いたしました。ここに厚く御礼を申し上げます。ガイドブックは内容ギッシリで読み応え抜群!どこに行こうかと悩むほど。エリア別、ジオパークや体験メニュー、グルメやお土産、マリンレジャーなど目的別にも選べ、ホームページがある観光スポットにはQRコードからアクセス出来るなど、使い勝手にも細かいところまで気を配られています。※こちらの沿線紹介の中には、このガイドブックより引用させて頂いた文章も数多くございます。ぜひガイドブック実物を手にとってお読み頂けましたら幸いです※

また、映画に出演された俳優・旅人の谷口礼子さん、fumikura店長オススメの観光ガイドをこちらで取り上げさせて頂き、少しマニアックな視点での銚子観光を楽しんで頂けましたら嬉しいです。基本的には銚子電鉄さんの映画ロケ地や、銚子電鉄に関係するものを中心にご紹介します。(※fumikura店長が独断と偏見と職権乱用で選んでおりますのでご注意下さい※)外川港周辺の写真は谷口礼子さんからご提供頂き、その他の写真は一般社団法人銚子市観光協会公式サイトはこちら)より転載許可を賜りました、ここに厚く御礼を申し上げます。また、公式ウェブサイトの中に”フォトダウンロードページ”(こちらがあり、お気に入りの写真をダウンロード出来ます。※利用規約につきましては該当ページをご覧下さい※なお、銚子電鉄各駅のネーミングライツは2023.9.10現在のものです※

<銚子駅” 絶対にあきらめない 古着deワクチン日本リユースシステム株式会社 “から>
・銚子電鉄ぬれせんべい駅観光協会ページはこちら
 銚子電鉄の経営危機を救ったぬれ煎餅の直営店。「ぬれ煎餅」「まずい棒」などの食品やグッズの販売、“ぬれ煎餅手焼き体験”も。「こちらが本社なのではないか?」との声もチラホラ。

銚子大橋観光協会ページはこちら
 銚子港より少し上流に位置する、巨大河川利根川を渡る大橋梁。ここから見る海方向と山方向は絶景。江戸の昔に治水と水運のため利根川の付け替え(利根川の東遷)によって「奥川廻し(内川廻し)」という水運が開け、もともと黒潮(日本海流)と親潮(千島海流)の潮目という好漁場だった場所に、更に利根川から陸のミネラルが補給されて美味しい魚が捕れるようになったとの事です。
また、“銚子”の名前の由来は……↓銚子ってどんなところ?をご覧下さい。
※出展:銚子ってどんなところ?(銚子市ホームページはこちら)

ヒゲタしょうゆ資料館・工場見学観光協会ページはこちら
 銚子は県内では野田市と並ぶ醤油のまち。その2大巨頭のひとつ、ヒゲタしょうゆの資料館&工場見学です。見所は玄蕃蔵。※要予約/見学日注意※

<仲ノ町駅”パールショップともえ “から>
・銚子電気鉄道本社の社屋は駅併設。映画「電車を止めるな!」で駅舎内も社屋内も公開されています。列車運行日は乗車券で車庫にある貴重な車両を見学することが出来るかも?(改札にて要確認)また、鉄印(鉄道会社の御朱印)設置駅のひとつです。店長いわく「味があって好きな駅舎」です。映画を観た方ならここは「聖地」です。(観光協会ページはこちら

ヤマサしょうゆ味わい体験館&工場見学
 銚子電鉄と言えば「ぬれ煎餅」「ぬれ煎餅」に欠かせないのが「しょうゆダレ」。その製造元がヤマサ醤油さんです。最近では「銚電焼そば(ぬれ煎餅味)」にも使われているそう。昔はヤマサ醤油の工場まで引き込み線が延びており、ヤマサ醤油の輸送にも銚子電鉄さんが活躍したそうです。味わい体験館では工場見学が再開されたほか(要予約)、映像による見学体験もできます。(観光協会ページは”こちら“と“こちら

<観音駅” 金太郎ホーム”より>
・圓福寺と飯沼観音
 広大な寺域を誇る古刹。観音、大仏、宝塔などが点在しています。こちらも「電車を止めるな」のロケ地にして、上映会場でもありました。日本百観音(西国・坂東・秩父)のうち坂東33観音霊場第27番札所として全国より参拝者の香煙が絶えることがない寺院。銚子電鉄デザインの御朱印帳に、圓福寺の御朱印もいかが? (御朱印と御詠歌があるようです)(観光協会ページはこちら

<本銚子駅 ” 上り調子 本調子 京葉東和薬品 ” より>
・銚子ポートタワー
 夫婦ヶ鼻(めどがはな)に建つガラス張りのツインタワー。近くを飛ぶかもめや鹿島灘、遠くは筑波山や富士山が眺められることも。隣にある海岸から隆起した夫婦ヶ鼻もご一緒に。名前の由来は “穴(めど)の開いた崖” から。(観光協会ページはこちら

<君ヶ浜駅 “ロズウェル” から>
・君ヶ浜しおさい公園

 初日の出スポットとして関東では有数の海岸。日本の渚百選にも選ばれており、約1km砂浜が犬吠埼付近までゆるやかなカーブを描いて続きます。犬吠埼を望む景色は朝から晩まで絵になる景色。数々の映画のロケ地にもなり、もちろん「散歩屋ケンちゃん」のロケ地でもあります。ネーミングライツの “ロズウェル” は、UFOの目撃談が元となっているとかいないとか……。(観光協会ページはこちら

<犬吠駅 ” 最高(315)だぜ!銚子!アイドルマスター SideM”より >

・犬吠埼灯台/霧笛舎/灯台資料展示館
 灯台マニアな店長からすると、銚子のシンボルと言えば「犬吠埼灯台」です。断崖の上にすっくと立つ穏やかなフォルムと、今は使用されていない霧笛舎が真っ白に輝いて見えます。また、灯台の本領は夜。ぜひ泊まりで灯台が放つ光を見てみたいものです(店長は昼間にしか訪れたことがありません)。
 現在、実際に見学で常時登れる灯台は日本全国で16基しかなく(公益財団法人燈光会見学ホームページはこちら)、そのなかでも観光者数で1,2位を争う珠玉の一基です。見所はレンガ積みや日時計、展示館にある超大型フレネルレンズ!(観光協会ページはこちら
 更に現在、灯台をイケメン擬人化した「燈の守り人プロジェクト」公式サイトはこちら)が日本財団さんの手で進んでおり、犬吠埼も既に伝説や歴史を元にしたキャラクターが存在しています。fumikuraの店舗ブログでも既に紹介しております(こちら)ので、ぜひ展示館に居る等身大パネルとの写真撮影もお楽しみ下さい!

・銚子電鉄犬吠駅観光協会ページはこちら
 犬吠埼観光の前線基地。銚子電鉄の食品や土産物販売所、駅では焼きたて「たいやき」も販売しています。また、駅舎内には「ぬれ煎餅」と並ぶヒット商品となった「まずい棒」のキャラクター、まずえもん神社が鎮座。「電車を止めるな!」(原作・脚本)「散歩屋けんちゃん(監督)」寺井広樹さんが仕掛け人となり、ホラー漫画家の日野日出志さんデザインのパッケージはコラボ(岩下の新生姜味など)も多く、人気の品です。ぬれ煎餅の手焼き体験は<銚子駅>の欄で紹介した「ぬれ煎餅駅」になりますので、お乗り間違いの無いようお気を付け下さい。現在はAR拡張現実QRもあるとか?(銚子電鉄のページはこちら

・銚子ジオパークビジターセンター銚子ジオパーク公式ページはこちら
 銚子は知る人ぞ知る地質学や地形学の楽しさがギュッとつまった「ジオパーク」日本ジオパークネットワークのページはこちら)に指定されています。世界中にあるジオパークの中で、日本には掲載日(2023.9.13)現在46パークが指定されています。銚子の様々な地域で見る事の出来る奇岩や地層など、大自然が長い年月を掛けて育んできた名所をこちらで学ぶことが出来ます。犬吠埼灯台からすぐそこの「犬吠埼白亜紀浅海堆積物」や東映映画の冒頭で波が砕けるシーン「 荒磯に波」ロケ地などが犬吠地域に点在、また後に外川の項目ではかなりの奇岩や堆積地形を見る事が出来ます。外川散策の前に立ち寄れば、ガイドマップや銚子の観光パンフレットなども多数揃えてあり、便利です。

・地球の丸く見える丘展望館
 標高73.6mの愛宕山頂上に立つ展望館。屋上からは360度の大パノラマが楽しめます。「電車を止めるな!」登場のロケ地でもあります。

<外川駅 “ありがとう” より>
・銚子電鉄外川駅
 「電車を止めるな!」「散歩屋ケンちゃん」両映画で印象的な登場をする、銚子電鉄の終着駅。木造で味わい深い駅舎に加え、待合室には手書きの時刻表や運賃表がありノスタルジックな雰囲気です。構内には往年の名車も静態保存され、最後まで乗り通して味わえる雰囲気や達成感もあります。特に「電車を止めるな!」観覧後には様々な場面が脳裏によぎるはず。こちらも「鉄印」設置駅です。(観光協会ページはこちら

・犬岩
 千葉県最古の2億年前の地層で浸食と風化で現在の形になりました。犬吠埼の呼び名の起源のひとつとされる、源義経の愛犬「犬若」(燈の守り人では若犬丸)が7日7晩鳴き続けて岩になったという悲しい伝説も残っています。燈の守り人ファンにとっては犬吠埼灯台と対を成す “聖地” です。地名にも「犬若」の名が残っています。(観光協会ページはこちら

・外川漁港
 江戸時代の利根川流路付け替えの前まで、銚子の港といえば外川でした。外川には1656年に紀州から外川に移住した崎山次郎右衛門の碑があり、江戸時代の築港による堤防、昭和の堤防も現存しています。碁盤の目状に整備された街並みや、戦後の復員兵への公共事業として石畳から舗装を変えた坂道、屋根瓦など随所に往事の面影を感じることが出来ます。
 ここからの外川漁港の文章と写真は、映画「電車を止めるな!」「散歩屋ケンちゃん」にご出演され、銚電931(救済)ソムリエ講座(受講案内はこちら)の講師としても活躍されている俳優・旅人の谷口礼子さまよりご寄稿賜りました。

■江戸期堤防
 外川駅より坂を下った「外川漁港」の堤防の一部です。江戸時代の初めに紀州から移住してきた漁師「崎山次郎右衛門」が作った銚子最初の港の堤防の一部と、地元の方に聞きました。
■昭和期堤防
 外川港から犬若方面に海沿いを進むと、道路沿いに、昔の堤防が現れます。ここは昭和まで使われていた堤防で、その後、海側に道路が作られたため、堤防だけが残った形になっています。
■崎山さん碑
 「崎山次郎右衛門」の碑です。(銚子漁港発祥の地)
■坂
 外川は坂のまちです。坂にはそれぞれ名前がついています。この坂はイワシ漁が盛んな頃、とれたイワシを坂の上まで持って行って干鰯を作ったそう。現在の舗装になったのは戦後、復員兵のための仕事として舗装をおこなったとのこと。このコンクリートをはがすと昔の道が出てくる…らしい……。
■屋根瓦
 外川の家々には屋号の文字をかたどった珍しい瓦屋根が連なる。坂が急なため、瓦を間近で見られるので観察しやすいです。

・屏風ヶ浦
 荒波に削られた高さ20~60mの断崖絶壁が10kmも続く圧巻の名勝(国名勝および天然記念物に指定)。遊歩道を歩けば、自然の創り出す絶景に目を奪われること間違いありません。(観光協会ページはこちら

・銚子電鉄(沿線各所)
 ビックリすることに、銚子市観光協会さんでは「銚子電鉄」そのものを観光資源としてPRしています!「緑のトンネル」やキャベツ畑をガタゴト行く銚電など、“生活の音と共に刻まれる記憶遺産”なのでしょう。この音を絶やさないよう、食べて乗って観光して、銚子電鉄を残していきたいものです。(観光協会ページはこちら

これは、「観光ガイド」より銚子電鉄の沿線に絞って観光案内を致しましたが、もちろんこの他にも1泊してゆっくり巡りたい場所もたくさんございます。例えば銚子の名前を一躍有名にしたNHK連続テレビ小説「澪つくし」に登場した菅原大神、さまざまな文人墨客の碑、かっぱハウスなどの個人コレクション、見所は本記事に留まりません。どうぞごゆっくり、銚子をめぐってみませんか?