その道のプロの方にお願いして、その方が参考にされている本を願い倒して紹介して頂くこのコーナー。「店長の眼」だけでは偏りが出るため、毎度毎度、「その道のプロ」を口説き落とすわけですが。皆様遠慮なさる方が多いため、いつも難儀する問題のコーナーでもあります（笑）最近は店内フェアと同期させた関連書籍を紹介する場合が多くなって参りましたが、今回は久々の単独コーナーとなります(^_^) ※2023年3月末までの6ヶ月展示販売予定です※
表紙 
作品中の原画も展示します
《紹介文》 タイトル「旅する絵描き」（2022）／我無
世界中を絵を描きながら旅をするリコと不思議な生き物のチッチ、自立歩行機械のアーヴィングがさまざまな出会いや別れ、危険などを経験しながら絵を描いていくという物語です。字のない絵本なので、年齢国籍問わず手に取ってお楽しみいただけると思います。
《推薦人プロフィール》
名前 我無 2000年6月10日生まれ 石川県出身 東京在住
幼少期から恐竜や動物、昆虫など生き物全般が好きで、当時の将来の夢は古生物学者。絵を描いたり空想、妄想をしたりすることも好きで、小さな頃からオリジナルの世界観を構築してそこに住む住人たちの生活や生物たちの生態について思いを馳せたりしていました。 ペン画で細密画を描くようになったのは高校生のころ。この頃初めて画集を制作して販売しました。画集の制作にあたった動機は今でもよく覚えていて、Twitter上で仲良くしていた友達がいつのまにかアニメーションを制作して投稿していて、「自分も何かやらなくては！負ける！！」と焦り、画集刊行を決めました。 現在は大学で版画を専攻していて、主に銅版画の制作に取り組んでいます。ペン画もずっと描き続けていて、個展やグループ展などにも作品を出したりしています。
《コンタクト／SHOP》
・Twitter @gumgum11223344我無 卒制をやれ
・Instagram https://instagram.com/gum.warenashi?igshid=YmMyMTA2M2Y=
・BOOTH https://gum-warenashi.booth.pm
・suzuri https://suzuri.jp/gumgum11223344
《店長より》
実は今回初めて、現役大学生の画集（自費製本）を取り上げさせて頂くこととなりました。出会いはお客様として御来店なさった我無さんから「この本！（※書籍「ドラゴン学」）を幼少期に読んでました！」というお声掛けを頂いたことから、恐竜をはじめとした化石や幻想生物、鉱物博覧会の話、少し進んで生物の骨格や鱗といったディテールの細かい分野へと移っていき、現在に至ります。多分、我無さんは化石では「牙スキー」なのかな？（店長は狼牙が好きです）
その後、fumikuraの落書き帳にサラリと描かれたイラストを見て、本格的に「面白いなぁ」と思うようになりました。二人展や個展などのフライヤーをレジに置く事から初めて、とうとう私もギャラリーに足を運ぶようになっていました。美術音痴の私が改めて書くまでもありませんが、非常に精緻でいて、世界観が確立されているのが面白く、ちょっとハマって原画（ペン画）も一枚、自宅に大切に飾ってあります。
モフモフにムギュムギュされている絵描きのリコさんが、少しニヒルで可愛いいです。
不思議な世界にハマって頂けましたら私も嬉しいです。
fumikura来訪帳より
ガラスペン一発勝負！
モフモフのムギュムギュが
ワチャワチャしてて最高です
※語彙力なし※
《参考書籍：ドラゴン学》
・英語圏仕掛け絵本の日本語訳版。類書に魔術学入門などが有り、どれも子供をワクワクさせる仕掛けが満載。様々な方々が目を止めて読みふける姿を見かけます。いいなぁ英語圏は発行部数が多いから安く作れて……などと思いつつ、和訳して頂いたことに感謝です。ちなみに店長は半分ファンタジーの世界に足を突っ込んでいるので翼竜（西洋龍）派ですが、昇り龍など日本画の東洋龍も好きです。
