大人の図鑑カフェ

チリビーンズとアメリカ

チリビーンズとアメリカ

img_1046当店一推しのフードメニューと言えば、チリビーンズ。カフェと言うよりも喫茶店というイメージのメニューが多い中で、これだけちょっと異彩を放っています。実はfumikuraというの店名(これも難産だったのですが)より先に決まっていたメニューでもあります。これとホットサンドは絶対に外せないと考えていたのは、ひとえにそれぞれに対する「想い入れ」でもあります。

__社会人として自活を始めて、友人からの引越し祝いで頂いた南部鉄器のダッチオーブン。なにを最初に作ろうかと思っていて、最初に頭に浮かんだのがチリビーンズでした。__ってのは、前に『鍋を磨く』というチリビーンズ関連の記事に書きました。タキビスト(焚火大好き人間)がダッチオーブンの理想的料理としてこれを選んだという話ですが、鉄鍋を手に入れた際、特にレシピを検索するでもなく頭の中でチリビーンズに辿り着いたことがどうにも不思議でした。

img_1051そこで出てくるのがこの漫画、小学館サンデーコミックスの『光路郎』(by 村枝賢一)。高校の時から手放さずにある本ですが、教員の在り方や、色々な理想を求めていた時代の僕に与えた影響は計り知れず。今読むと、絵柄は古いし台詞は暑苦しいしと色々ですが、まだまだ好きな作品です。そのラスト付近で主人公の父が作るアメリカの家庭料理として一瞬だけ、チリビーンズが登場します。英語がてんで駄目な僕としてはちょっとした憧れのアメリカ、そこの何てことのない家庭料理が、何故か目にとまって。チリ系の料理と聞くとメキシコを想像しがちですが、米系ハンバーガーチェーンのウェンディ●ズでもチリビーンズを販売していますし、中米付近ではメジャーな料理のようです。同じく合わせるお酒は皆様テキーラのイメージですが、バーボンも合うのでジムビームをお勧めします。(ごはん無しのおつまみチリビーンズ500円もございます)

そんな訳で「想い入れって言っても元ネタは漫画かよ」と突っこまれそうですが、あえてもう一つ、主人公の光路郎のセリフにあわせて言えるなら、こう言ってみたい。
Don’t call me master!!
Call me ,,,,,,   

、、、いや、「マスター」以外ならお客様の好きに呼んで下さい。(マスターと呼ばれるには、まだまだ修行が足りないので)

ただ、「マスター」だけは御勘弁願いたく候です。(笑)

 



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