大人の図鑑カフェ

__晴れ間を祈る 七夕の夜__

__晴れ間を祈る 七夕の夜__

世の中は色々と物騒なことになっておりますが、
今回は諸々を離れて、
私事で七夕をさせていただきました。

お店で大々的に笹を飾る余裕もない(そして捨てる時も困る)ので、五色の短冊(色事に意味がある)では無く古式ゆかしく「梶の葉」で。まぁ、この手の形式は女性がやるもんなんですけどね(苦笑)。

長らく廃れて久しい日本の節季、例えば二至二分(夏至・冬至/春分・秋分)で四季の盛りをそれぞれ迎え。それに四立(しりゅう:立春・立夏・立秋・立冬)がそれぞれの季節の始まりの目安となり、合わせて八節。更に三等分して二十四節気、それまた三等分して七十二候。なんとまぁ細やかに分けたこと。多分誰にも通じなさそうなんで詳細は省きます。(参考図書:『日本の七十二候を楽しむ-旧暦のある暮らし-』白石明大/有賀一広/東邦出版)

とは言え、七夕は五節句(節供とも)言われ、上記の暦ともちょっと違います。

人日(じんじつ) 1月7日 七草の節句 七草粥
上巳(じょうし) 3月3日 桃の節句・雛祭 菱餅や白酒など
端午(たんご) 5月5日 菖蒲の節句 菖蒲酒。菖蒲湯の習俗あり。関東では柏餅、中国や関西ではちまき
七夕(しちせき) 7月7日 七夕(たなばた) 裁縫の上達を願い素麺[3]が食される(織姫も参照)。
重陽(ちょうよう) 9月9日 菊の節句

ま、それはそれとして。(笑)

久々に居住まいを正して墨を擦りました。
墨汁は使わず、ただひたすらにゴリゴリと墨擦り。
芋の葉の露は手に入らなかったので、
徳利に水を入れて月夜に一晩置きました。
(井戸水があればそれでもよかったのだけれど)

神社で梶の葉を2枚頂き(社務所に声を掛けました)、
葉の裏側に、
芸事の上達を願って和歌を1首。
(恥ずかしいので詠んだ歌は書きませんよ~)

先ほど、軒下に吊して参りました。
明後日の朝方にはお焚きあげです。

では最後に、皆様にひとつお題を。 

__ひと様の 恋の逢瀬に かこつけて__ 

少し意地悪なお題(上の句)に 
みなさんは何と答えを詠むんでしょうか。 
ちょっと気になります(笑) 

僕のは、、、表題に戻ル、ということで。(いささか優等生ぶった回答ですが)

 
ピンと伸ばした背筋を忘れないように、もう一年。


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