大人の図鑑カフェ

ご推薦本コーナーno.3「灯台に恋したらどうだい?」(サイン本&著者ご来店!)

ご推薦本コーナーno.3「灯台に恋したらどうだい?」(サイン本&著者ご来店!)

前回に引き続き、選書のハードルが高くて難航していた「ご推薦本コーナー」。
第3期の今回も、なんと著者様からの自薦本の登場となりました!

『灯台に恋したらどうだい?』
・不動まゆう/著 
洋泉社/刊 です。

「灯台に恋したらどうだい?」は、
当店もサポーターとして協賛&常設店となっているフリーペーパー【灯台どうだい?】の編集長、不動まゆうさんの初の著作本となります(^_^)
刊行のお話を伺って直ぐ「これは御推薦本コーナー」ということになり、
不動様や発行元の洋泉社様のご高配を賜って、新刊でのサイン本販売に漕ぎ着けました。

fumikuraと【灯台どうだい?】は出会ってまだ1年ちょっとですが、
それにはちょっとしたエピソードがあります。

店のロゴに灯台が入っていることを、お客様に訪ねられることが多いです。
___※fumikuraのロゴの「i」が灯台を模しているのは、
     ideaを照らす一筋の光になれれば__との意味が詰まっています。
という事を話したら、
「ちょうどよく【灯台】を扱ったフリーペーパーがあるよ。」とのお声を頂きました。
お借り受けして読んでみると、その溢れんばかりの灯台愛に圧倒されました。
発刊している方が女性と言うこともあってか、
専門的ながらも愛らしいデザインと優しい語り口のため、初めての方でも手に取りやすい構成です。
正直、内容はマニアックで濃いですが、どこか可愛いくて読みやすい。
十分に一般向けする内容です。

そんなわけで、
早速、編集長の不動様に連絡を取り、サポーター費と共に協賛店になりました。
レジ脇に最新号、灯台本のコーナーにバックナンバーがございます。

 

そんなお客様を介したご縁から始まり、ついに今回はフェア開催にあたり、不動様がお越し下さいました!
POPを兼ねたサイン色紙には、「イラストは初めてです」と言われながらも無茶振りに笑顔で応えて頂きました。堂々とした灯台の閃光から文字が飛び出し、足元を不動様の自画像、可愛い猫さんが固めています。
ワンポイントになっている帆船の切手も可愛いですよね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

<今回のご推薦本フェアも豪華特典つき!>(会期:2017/4/5~6/30予定)
①直納いただいた新刊を平積みで直接定価販売(書店様と同じ扱い)⇒1,512円(税込)
②不動まゆう様直筆のイラストサイン色紙POP(可愛い!)
③なんと全ての販売品が限定サイン本
④フリーペーパー「灯台どうだい?最新号(13号)」配布中!

※なお、会期中は浮島台上面全てを「灯台に恋したらどうだい?」と「灯台どうだい?バックナンバー」が勢揃いしています!残念ながら冊子体が手に入らなかったno.1~no.3はPDF配信を印刷してファイルに納めました。浮島台下部には灯台本も多数揃え、近代化遺産フェアではなく純粋に「灯台フェア」となっています!

おお~。
前回に引き続き、眩しいばかりの新刊平積み。しかも直筆POPにサイン本、、、。書店勤めも長かった私としては、このような厚遇を賜ると舞い上がってしまいます。古書商ですのに、新刊を置かせて頂けるだけで感謝です!

そして、不動まゆうさんの、灯台への熱い想いがこちら!

<灯台とレンズへの想い>
灯台のレンズ好き。
あれは灯台の瞳、そして宝石。

日本の灯台で一番好きだったのは、今は亡き東京灯標。
日本の灯台の面白いところは、外観のデザインに統一性があるなか、
少しずつ違う個性を見いだせるところでしょうか。

世界の灯台をみてみると、みんな個性が強いところが面白い。
アメリカの灯台はライトハウスっていうだけあって、下についてる家の存在感が大きい。フランスはもうお洒落で素敵すぎる。
スペインは、灯籠の部分がガラスで透けているのが結構あった。
モンテネグロは、すっかり朽ち果てた旧灯台の横に、新しいのが建ってて、
その差が素敵だった。これからも世界中の灯台に出会えたらいいな。

<『とうだいどうだい?』誕生のエピソード>

もともと、上の東京灯標を好きになってから趣味で色々な灯台を見たり探したりしていたそうですが、なかなか灯台を愛でる趣味に関して発信することが難しかったそうです。とにかく(建築や歴史的価値などはさておいても)灯台をより多くの人に知って貰いたい!でも、ブログやホームページでは伝えられない「趣(おもむき)」を、どうやって伝えていこうか?と悩んでいらしたときに、現在も相棒として活躍中のハラちゃん(自画像は餃子)さんが「フリーペーパーなんかどう?」と持ちかけたのだそうで。とは言っても、【灯台どうだい?】はフルカラーですし、構成やデザインなどかなり凝ってらっしゃいません?見開きドーンと海外の美しい灯台だったり、相当場数を踏んでいないと出来ない編集作業だと思いますが、、、とお訊ねしたところ「あ、そういえば広報誌を作る仕事が役に立ったのかも」とのお答え。なるほど、そうでなければこれだけクオリティの高いフリーペーパーは生み出せませんよね。納得です。

<ご推薦文(店長より)>
この本は、主に灯台にあまり接してこなかった方々に向けた、灯台の楽しみ方を深く丁寧に教えてくれる素敵な入門書です。まず目を引かれるのが、日本をはじめとして世界の灯台を可愛く、美しく、格好良く、そして時には寂しく切り取った素敵な写真の数々。その灯台ひとつひとつに「お気に入りの角度」や愛を感じる、その見方や味わい方がギュッと詰まっています。読み進むうちに、灯台の種類や構造、レンズ、更にはグッズなどが目に飛び込んできます。実例付きですから、解りやすく、何度も読み返しているに自然と灯台への愛が深まって行く、、、そんな本です。かつて小説家の銀林みのるさんが「鉄塔武蔵野線(日本史上初の鉄塔小説とまで呼ばれた)」の中で送電線鉄塔の愛で方に「ニコニコ角度」なるものがある事を作中で熱弁しておられましたが、確かに、愛していればこそ自然と見えてくる趣がこの本からもしっかり溢れています。良い本に巡り会えました。

<著者さまのご紹介
・不動まゆう(Mayuu Fudo)
 東京生まれ。
 「東京灯標」の閃光に心を奪われて以来、灯台の虜となる。灯台の魅力を多くの人に知ってもらうため、2014年から自費で灯台のフリーペーパー『とうだいどうだい?』を年に4回のペースで発行。
 廃灯やレンズ撤去の知らせが届く度に心を痛め、新聞、テレビ、ラジオ等で「灯台」や「フレネルレンズ」の文化的価値を訴え、100年後の海にも美しい灯台とレンズを残すことを目指してアピールを続けている。
 灯台愛好会ライトハウスラバーズに所属し、毎年「灯台フォーラム」を企画・開催。
 公益社団法人 燈光会一般会員。
・今回のご推薦本フェアでも展示していますが『ビーカーくんとそのなかまたち』のグッズもやわらか可愛いものばかり。ホームページでの販売やイベント出店情報なども配信されています。ぜひご覧になってみて下さい。

『灯台どうだい?』HP:https://toudaifreepaper.jimdo.com/
Youtubeチャンネル:『TDC灯台リポートhttps://www.youtube.com/channel/UC32emrAKMDS5iLHlnyNDRrw

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※fumikuraでは上記の通り、お客様からのご推薦情報を随時募集しております!店舗に御持参頂くも良し、メールやコメントで書籍名とご推薦文を添付して頂くも良し。どしどしご応募下さい。ただし、ご推薦書籍の買い取りなどは行っておりません。あくまでご推薦だけを頂く形で、その後店主が「面白い」と思った場合に限り、店側で購入してご紹介させて頂きます。また、それぞれの分野でお仕事をされている方が関連書籍をご紹介頂くことも大歓迎です。創作活動をされている方など、ご自身のブログやホームページと連動する形でのご紹介をさせて頂くことも、場合によっては可能です(ブログ等の紹介基準に関してはお応え出来ませんのでお含み置き下さいませ)。また、基本的には現物を見てからの掲載になりますので、御来店頂けると有り難いです。掲載日時のタイムラグなどもご容赦下さい。図鑑好きな書店員さん、司書さん、どんどんご紹介下さいませませ!



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